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2人で話しながら飲んでいたらお風呂が入った音が聞こえた。


「俺ちょっと見てきますね。」




そう言って立ちあがりお風呂のほうに進もうとした北山さん。


だけど、床に敷いていたラグに足を引っ掛けて転んでしまった。




「いったあ〜」


「北山さん?!大丈夫ですか?」



咄嗟に北山さんに寄ると思った以上に顔が近くて。




「ふじ、がやさん、」




潤んだ目で、しかも上目遣いでじっと俺を見つめてくる。


誘ってるようにしか見えないって。






そんな北山さんの頬にを伸ばしながら




「北山さん、俺、」





言いかけてはっとする。


俺今何言おうとした?





取り返しのつかないことするとこだった。





だから言ったんだ、北山さんの家なんか行くなって。

結局こんなぎりぎりの状態になって。




欲まみれのこんな汚い俺、自分でも嫌になる。

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作成日時:2018年6月8日 22時

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