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「二人共お待たせ！あ、カチューシャそれにしたんだね」
「うん、可愛いでしょ？」
「太輔がデールを選ぶなんてちょっと意外だったけど、可愛いよ」
「わたは無難にコレにしたよ！」
ベンチで待っていると横尾さんとたまの二人が可愛らしいケースを首に下げて駆け寄って来た。
藤ヶ谷は横尾さんにネズミ…ではなくここの主人公のカチューシャを付けて「似合う、可愛い」とクスクス笑っている。
「っ、うお、」
「これ、みつの分だよ〜」
藤ヶ谷の笑った横顔に見とれていると、俺の首にかけられたのはリボンの形の……？
「それ塩味のポップコーンだからみつでも食べれるよ」
「なんでこんなデザイン選んだんだよ…」
たまが俺の首にかけた赤いリボン型のポップコーンケース。
よく見たらたまも横尾さんも藤ヶ谷も首にかけていて、思わず苦笑いが零れた。
たま曰く「このくらいしないとココを楽しんでると言えない」らしい。
「じゃあ、並ぼうか」
そう言った横尾さんを先頭に俺達はカリブの列に並んだ。
待ち時間は大体４０分前後らしい。
「カリブでこんなに並ぶなんて、さすがゴールデンウイークだね」とたまが溜息ついた。
普段は並ばないのか。なんて思いながらも時々流れる行列について歩く。
「みつ、そのカチューシャ似合ってるよ」
列に並んでいると、たまがくすりと俺に笑いかけた。
正直、顔を合わせた瞬間ニヤニヤからかってくるかと思ったのに…
何故かたまは嬉しそうに笑うから「ありがとう」と俺も素直にお礼を言った。
たまもリボンの付いたネズミのカチューシャが似合ってる…。なんて、言わなくても自覚してるだろうから黙っておくことにしよう。
「みつ、楽しい？」
俺達の前を二列で歩く藤ヶ谷と横尾さん。
何かを夢中で話している二人には聞こえないようなボリュームで、たまが俺に問いかけてきた。
「楽しいよ」
「そっか、良かった」
「うん」
なんだかんだたまは俺のことを考えてくれている。
そう思うと嬉しくて少し照れ臭かった。
「今日のことは次のバイトの時にじっくり聞くからね〜？」
今度はニヤニヤと笑い出したから、軽く肩をパンチしてやった。
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ぴーすけ(プロフ) - kouseiさん» Sさん、いい感じにしめてくれましたよね！笑 切なかったり、楽しかったり。まだまだいろんな2人が見れると思うので、引き続きお付き合いお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年3月25日 12時) (
レス) id: ed0adb3f82 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 2人にとって、最高の思い出にさせてあげることができて本当に嬉しいです。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうので、これから2人はまだ現実で色々悩んでもらう…かも！？です。何せ先を決めてないのでこれからどうなるか私にもまだまだ未知数です。笑 (2016年3月25日 12時) (レス) id: ed0adb3f82 (このIDを非表示/違反報告)
kousei(プロフ) - えぇっ！最後がすごく気になる感じに… 夢は覚めるものって何があったんでしょう？なんだか切ない予感がします（泣） (2016年3月24日 20時) (レス) id: 2f946ced33 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - ふたりにとって最高の思い出♪にｷｭﾝ。太ちゃんもみっくんもお互いの言葉が本当に嬉しかったんだなぁって私も嬉しいです♪楽しい時間が過ぎるのは早いですよね‥太ちゃんの様子･･心配で気になります‥どうしたんだろ‥夢の時間が終わっちゃった(泣)続き待ってます (2016年3月23日 20時) (レス) id: c5bfccd947 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 渉ｻﾝ玉ﾁｬﾝの粋な計らい･･ﾎﾝﾄかっこいいですよね♪そのｷﾓﾁを受け止めてみっくんが太ちゃんに一生懸命伝えた言葉‥見ていてｸﾞｯときました(泣)ﾊﾟﾚｰﾄﾞは見れなかったけどふたりにとっては素敵な時間♪という想いが伝わってきました♪もぅすごーく感動 (2016年3月21日 9時) (レス) id: c5bfccd947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S・ぴーすけ | 作成日時：2016年2月15日 0時
