ヒョンがマンネで、マンネがヒョンで。 (ページ26)

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しばらくジンヒョンを撫でたり愛でたりしていたジミニヒョンは気が済んだのか、俺をちらりとた後、俺の頭もくしゃくしゃ撫で回してから立ち上がると、電気を消して、

「じゃあ、いたずらすんなよ」

って言って出ていった。

改めて、二人っきりになったけど。

闇に慣れて、うっすらと見えるジンヒョンの幼い顔を眺めていたら、自然と額に唇がくっついた。

ん、ってむずがるけど、気にしないでまぶたにも。

それから頬と、小さいけど形の良い鼻先にも。

ずっと、俺の保護者で頼れるヒョンだったジンヒョン。

こんな風に、俺に守られる存在になっちゃって、どうするの？

このまま大きくならなかったら、俺のマンネになっちゃうの？

それって、すごく、興奮する。

今まで与えてくれた気持ちや、してくれたこと。

今もう、すっかり大きくなった俺は、守られるだけじゃなくて、守りたいって思うようになってる。

この状況なら、それを全部叶えられる。

小さなジンヒョン、
どうか、
もう少しこのままでいて。

俺は、

あなたに返すものがたくさんあるよ。

規則正しい呼吸音と、心地よい子供の体温に触れていると、とろとろと穏やかな眠気がやってくる。

…でもまだ見て、いたい。

………起きてい…た…い…のに…。

限界ギリギリまで目を開けていたけど、気がついたらジンヒョンの爆音の悲鳴で叩き起こされた。

あーあ。

戻っちゃった。

「おかえりなさい、ジンヒョン」

ものすごく残念だけど、

ものすごくまた会えて、本当に、心の底から嬉しいよ。