ヒョンがマンネで、マンネがヒョンで。 (ページ13)

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正直これはほんとの話なんだろう。

数少ないけど、症例ですって見せられた患者の写真、年齢はさまざまだったけど、ほんとに年齢逆行してたし。

「薬は特にありません。強いて言うなら、ストレスになることを解消することが1番の薬になります。それが難しい場合は、良く寝ることと、不安が薄らぐようなことをする、これだけですかね」

ヤブめ、と言わなかったのは、とりあえずは原因わかって助かったから。

でも専門医を名乗るくらいなら、特効薬くらい作れよって思うのは、しょうがないだろ。

でもまあ、強いストレスね…て納得する気持ちもあって、俺は下唇を突き出しながら、この状況を振り返ってた。

視線を感じて、横を見ると、ユンギが見てる。

あ、こいつ、わかったな。

なんで俺がこうなったか。

強いストレス？そりゃあるよ。

だってさ、俺のために入隊の時期変える法律作ろうかとかさ、そんなの聞かされたら。

俺、アイドルだけど普通の人間ですよ？

そんなの背負うの、重すぎるでしょ。

そりゃ、
もう少し若かったらとか、
お前らと同じ歳だったらとか。

そんならこの状況になったとしても、

手を取り合うことができるなら、

もっと気楽になれたかなとか。

思ったよ。

思ったさ。

ヒョンだって、人間だもの。