５３話 ページ6
「……そろそろ中に入ろうか。君達の作ったお菓子を食べよう」
そう言われて頷き中に入る
「あ、帰ってきた」
「このクッキー美味しいよ〜」
そう言われて嬉しくて笑う
「そう言ってもらえて嬉しいです」
そう言いながら私も食べる
ジョゼフさんはマフィンを食べる
「美味しい」
でもやっぱり、一番褒められて嬉しいのは……
「ありがとうございます」
ジョゼフさんかな
そう思いながらリッパーさんやアンさんと話す
「最近は勝率が……」
そんな話
「……一人って心細いですよね」
「んーまあ私はそう思いませんが時々負けた時はサバイバーは四人いるから良いでしょうねって思いますね」
協力狩りは二人だけど……私はまだ行けないし
ジョゼフさんもいけないし……
「今度貴女が協力狩り出来るようになったら一緒に行きます？」
リッパーさんにそう言われて頷こうとしたら後ろから腕を引かれて誰かの方に傾いてしまう
「すみま_____」
「リッパー、私の前で口説くとは死にたいようだね」
「もう死んでますけどね」
「例えだよ、それにAだって君とは行きたくないよ」
……行っても良いと思ったなんて言えませんね
「ま、また今度の機会にしますわ……」
「それが妥当ですね」
そう言ってからジョゼフさんと話す
話は特にいつもと変わりない普通に話
写真とか絵とか花とか……
そういう話が一番私は落ち着くとジョゼフさんは知ってるのかもしれない
私ももう少し、もっと、ジョゼフさんの好きなこととか知りたいな……と思う
小さい頃の好みしか私は知らないから今のジョゼフさんの好きなことを聞いてみようと思いながらタイミングが分からなくて聞けなかった
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作者名：憐海 | 作成日時：2020年4月27日 9時
