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考える間もなく走り出した俺の足が向かった先は。愛おしくてたまらない、君の家。
オートロックの扉の前で立ち止まる。彼の部屋番号を押そうとしたけど。
｢…タイミングすげぇ、｣
初めてここに来た時も、ちょうどこのマンションの人が中から出てきて。寒かったし、中に入らせてもらったことを思い出す。今日は、早く君に会いたいくて。
｢失礼しまーす｣
小さく呟いて開いたドアを抜ける。
エレベーターのボタンを押して、すぐに来たから飛び乗って。
いつものスピードと変わらないはずのエレベーターがとんでもなく遅く感じる。
はやく、はやく、君に、会いたい。
その小さな、愛おしい体を、抱きしめたい。
ポーン、という音でやっと辿り着いて。君の部屋は、一番奥。近所迷惑なのは分かってるけど、焦る気持ちが止められない。
インターホンを鳴らすけど、出てこない。
家にいないの？もう我を忘れてドアを叩く。
お願い。北山。会いたいんだ。
もう何を叫んだか覚えてないけど。小さく開いたドアに彼の温もりを求めて手を伸ばす。
掴んだ彼の手を引き寄せて、もう離れないように強く抱きしめる。
｢…な、んで、｣
小さく聞こえた彼の声。
電話越しよりも、もっと、暖かい。
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藤北ともちん(プロフ) - 二人の修羅場とか見てみたかったな〜。 (2018年2月23日 16時) (
レス) id: 924c28a5a1 (このIDを非表示/違反報告)
mupu.(プロフ) - えつこさん» すみませーん！^^;本当はもう少し書く予定だったのですが、スランプ気味で浮かばないのと日付の丁度良さで勝手に完結させちゃいました。完全に気まぐれです、申し訳ないです(汗)続き書けるよう努力します。 (2018年2月22日 16時) (レス) id: e7baaff3b6 (このIDを非表示/違反報告)
えつこ(プロフ) - 急にendになってビックリ(笑)えええ！って素直に思って素直に続きが読みたかったのでお願いします(笑) (2018年2月22日 15時) (レス) id: 1418647db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mupu. | 作成日時：2018年1月8日 13時
