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また呼んでみた彼の名前。
｢うん｣
小さく聞こえた君の声にあろうことか泣きそうになったりして。かっこ悪いとこなんて見せたくないから、なるだけ明るく話しかける。
俺を呼ばなくなったのは、仕事のせいかも知れない。淡い期待を抱いて声をかけたら、うん、と言われた。その声が震えているのは、何故なのかな。
｢じゃあさ、｣
その大きな仕事が、落ち着くまで待つよ。だからさ、君にもう一度、会いたい。
俺の必死な言葉は、彼の言葉で一瞬にして粉々にされて。
『もう、呼びません』
彼の声で少し温まったはずの心が、すぅ、と冷たくなった。
回らない頭で必死に彼を繋ごうともがく俺。
かっこ悪い、けど、そんなこと今は言ってられないから。
甘えちゃう、という彼の言葉に愛おしさが増していく。甘えちゃえばいいんだよ。俺が君をぐずぐずに甘やかしてあげる。
『好きです。きもちわるい、でしょ』
その言葉にまた止まった俺の思考。じわじわと染み込んでくる温かさは、これは。
ああ、俺もだ。俺も大概君のことが好きすぎて、きもちわるい。そんなの一緒じゃないか。
『だから、もう、会いません』
｢っきたやま！待って！！｣
必死に紡いだ俺の言葉は届かなくて。返す間もなく切れた携帯を見つめる。
この好きはきっと、大切なものだから。
今、伝えないと。だめでしょ？
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藤北ともちん(プロフ) - 二人の修羅場とか見てみたかったな〜。 (2018年2月23日 16時) (
レス) id: 924c28a5a1 (このIDを非表示/違反報告)
mupu.(プロフ) - えつこさん» すみませーん！^^;本当はもう少し書く予定だったのですが、スランプ気味で浮かばないのと日付の丁度良さで勝手に完結させちゃいました。完全に気まぐれです、申し訳ないです(汗)続き書けるよう努力します。 (2018年2月22日 16時) (レス) id: e7baaff3b6 (このIDを非表示/違反報告)
えつこ(プロフ) - 急にendになってビックリ(笑)えええ！って素直に思って素直に続きが読みたかったのでお願いします(笑) (2018年2月22日 15時) (レス) id: 1418647db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mupu. | 作成日時：2018年1月8日 13時
