Kside_ ページ14
『じゃあ…遠慮なく。いただきます。』
藤ヶ谷が作るフレンチトーストは
フワフワで
ミルクと卵が作るふんわりとしたオレンジの色合い
隠し味で入れる僅かなレモンの香り
…まるで今の藤ヶ谷みたいだった。
ナイフで1口サイズに切り口の中に運んだ。
『ん〜…うまい!うまいよ藤ヶ谷!』
目の前の席に座ってる藤ヶ谷にそう言った。
藤ヶ谷『そりゃ良かった。俺は1枚でいいから沢山食べな。』
『え?い、いいの?』
藤ヶ谷『ああ。俺は目の前に美味しそうに食べる北山見れてればそれでいいから。』
『なんだよそれ笑でも全部美味しく頂くよ。』
お腹がすいていたのもあって3枚あっという間に平らげた。
『ふぅ。久しぶりにこんなに食べたわ。』
藤ヶ谷『ふふ。…あ。卵ついてる。』
『え…マジ?服かな…』
藤ヶ谷『ったく。ちげぇよ。』
そう言い藤ヶ谷は身をより出して俺の右頬に付いている卵をとってくれた。
『…あっ……』
藤ヶ谷は身を出したまま卵をパクッと口に入れた。
『あ、ありがとう…てか……ちけぇよ…』
藤ヶ谷『キスできる距離だな。』
『何言ってんだよ…笑早くシャワー浴びて来いよ。』
藤ヶ谷『…ああ。』
また藤ヶ谷は残念そうな顔をしてシャワーを浴びに行った。
流れる雲に未来を描いて_____
______君と重ねた手を_____翳して__
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藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年10月22日 10時) (レス) @page23 id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごん | 作成日時:2020年5月5日 21時