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「好きでもない女と結婚するような人じゃねぇもん」

『それはそう・・・だろうけど・・・・』

「付き合ったのも何か理由があるんだろうし」

『・・・・・・そうかな』

「翔くんのこと信じれねぇの?」


そう言われても、嫌な予感は収まらない。

確かに、翔くんはそんな無意味なことしないと思う。
時間の無駄だ、とか言いそうだし。


けど・・・・よくよく考えたら、社長令嬢の告白を断る理由はない。

美人だし、社長の娘だし、デメリットは何一つない。



・・・・・・・それに、何度も言うように私に何かを言う資格はない。






『ただいま〜』

「あっ、Aちゃん!」


部署に戻ると、相葉くんが心配そうな顔をしながら手を振った。


「大丈夫だった!?小指は無事!?」

『ヤクザじゃないんだから・・・・』

「何言われたんですか?」



珍しく二宮くんが体ごとこっちへ向く。

社長室であったことを話すと、二人とも渋い顔をした。


「典型的な脅しですねぇ・・・そんな人と付き合う翔さんもどうかと思うけど」

「それこそ脅されてるとか・・・・」

「それなら去年、翔さんの彼女が人事部にいるって分かった時点で脅すでしょ。だけどそうしなかった。・・・・っていうか、「結婚してください」って告白に「お付き合いからでよければ」って返事したんだから自分の意志でしょうよ」

『まぁ、脅されてるなら「今すぐ結婚します!」ってなるよね・・・』

「・・・・・・・翔ちゃん、もうAちゃんのこと好きじゃなくなったのかな・・・・・」


相葉くんの言葉で、この場の空気が一気に冷めた。

近くにいた田中くんや佐倉ちゃんまで気まずそうな顔をしている。

・・・・申し訳ない・・・。


「・・・・まぁ、それくらいのことしたし普通っちゃ普通ですけど」

「でも、近付くなっていうのはさすがに・・・・」

「もともと翔さんが「会いたくない」って言ったんでしょ?なら社長令嬢に言われようが言われなかろうが結果は変わってないよ」


二宮くんはいつも冷静で、残酷で


でも、頭を撫でたりしてくれる優しさもあって。



そんなこと言ったら相葉くんもそっか。

明るくて、優しくて、笑顔が素敵で。


彼女さん、羨ましいな。



・・・・・私も、羨ましいと思われるような人と一緒にいたんだなぁって
他人事のように思う。




「・・・・Aさん、本当にこれでいいの?」





・・・・・・・・だってもう、遅いんだもん。

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nao(プロフ) - 主人公も智君も最低ですね。翔くんと別れてほしいです。 (3月31日 12時) (レス) id: 3ab06130a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかづち | 作成日時:2020年3月30日 22時

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