〜３０〜 ページ30
『･････』
「どうかしましたか？大沢先輩」
どうしてこうなったのだろう。
どうしてこの人達は急に「先輩」と呼ぶのだろう。
正直怖い。
目の前には櫻井くん･････ではなく松本くん。
流石に５人全員が一緒の席に座れるとは思っていなかったけど、どうして松本くんと！？
何故こういう時に限って智はそっちに行っちゃうの！
櫻井くんに「話がしたいです」って頼まれたからだけど！
心優しい相葉くんでさえ助けてくれなかった････。
お願いだから助けて！至近距離でイケメンを拝むのはキツイ！
イケメンっていうのは遠い存在として見るからいいのであって･････。
チラッと視線を彼の顔に移すと、ニッコリと微笑まれた。
いわゆる営業スマイル。
何というか････松本くんはすごく分かりやすい子だと思う。
感情が表に出やすいというか。
櫻井くんや二宮くんみたいに上手くはない。
あの二人はもはやプロ過ぎて怖いけど。
そもそも相葉くんと智は作ろうとしない。
だから感情が表に出てる。
だけど松本くんは、隠せてると思ってるけど隠せてない。
そんな感じがする。
それがまた可愛いんだけど。
こんなに顔が良くて仕事もできるのにそんなところがあるなんて、
ギャップで死ぬ女子が何人いるのやら。
「何飲みます？」
『カフェオーレのアイス。松本くんは？』
「俺はコーヒーで」
松本くんコーヒー飲めるんだ。大人だなぁ。
頬を赤らめている店員さんと話す彼を見て思わず感心する。
「即答でしたね。好きなんですか？カフェオーレ」
『そうだね･･･。中学の時から智が作ってくれてたから好きになっちゃって』
「････また大野さん」
呆れたようにため息を吐かれる。
え？智がどうかした？
不思議に思って首を傾げると、松本くんの視線は櫻井くんに移った。
え？？そこで何で櫻井くん？
「あんた、大野さんのこと好きなの？」
急にタメ口！？
松本くんの豹変っぷりに驚きながらも首を横に振る。
櫻井くんといい、イケメンって何考えてるの。
「幼馴染なんでしょ？ずーっと一緒にいて、一ミリも「好きだ」って思わなかったわけ？」
『うん。智とは家族みたいなものだし････』
「ふ〜ん･･･でもさ、気付いてる？
口を開けば、大野さんのことばっか話してるよ、あんた」
『････え』
「それが翔くんを悩ませてるって分かってんの？なぁ」
その時、初めて松本くんの怒ってるような顔を見た。
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みかづち(プロフ) - ねいさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも皆様に楽しんでいただけるようなお話にできるよう、頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年1月26日 2時) (
レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
ねい(プロフ) - みかづち様初めまして。小説の方、何度も読み返すほど、とても楽しく拝見させて頂いております。今後の展開がとても楽しみです。お忙しいとは存じますが、お身体の方大切になさって執筆の方頑張って下さい、応援しております。 (2020年1月25日 20時) (レス) id: 01e0d6e0af (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - うめさん» ありがとうございます〜！早く更新できるよう頑張ります^^ (2020年1月23日 22時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - 愛梨沙さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきます！！ (2020年1月23日 22時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
うめ(プロフ) - 今、一番更新が楽しみです！ (2020年1月23日 20時) (レス) id: 789396462d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2020年1月18日 15時
