#37 驚愕 ページ37
姿現しして、また歩き始めた。
ダン「ニュート、クリーデンスはパリにいる。自分の実の家族を探そうとしている。彼の素性について、噂を聞いたことがあるだろうね？」
ニュ「いいえ」
僕とAとダンブルドアは停車している空のバスに乗り込んだ。
ダン「純血の者たちの考えでは、彼がさるフランスの重要な純血一族の最後の一人、死んだと思われている赤ん坊だと……」
僕は驚愕した。
ニュ「まさかリタの弟？」
ダン「そういう噂だ。純血だろうがなかろうが、オブスキュラスが、愛に飢えた者の闇の双子、唯一の友として生まれることは確かだ。クリーデンスに本当の姉か兄がいて、愛を与えれば、彼はまだ救えるかもしれない」
ダン「クリーデンスがパリのどこにいようとも彼の身が危険だし、クリーデンス自身が危険そのものだ。彼の素性はまだわからないが、とにかく見つけなければ。君が見つけてくれるだろうと願っているのだがね」
ダンブルドアは名刺を取り出した。
いぶかしげに僕はそれを見る。
ニュ「何ですか？」
ダン「私とAのとても古い知人の住所だ。魔法で守られたパリの安全な家だ」
ニュ「安全な家？どうしてパリにそういう家が必要なのですか？」
ダン「必要がなければよいが、非常にまずい状況になった場合、行き場所があるのはよいことだ。お茶でも飲みにね」
ニュ「待ってください___絶対にいやです」
ダンブルドアがバスから出て姿くらまししてしまった。
僕はAの腕を掴んで姿くらましする。
姿現しした場所はランベス橋の上だった。
ニュ「ダンブルドア、僕は国外に出るのを禁じられています。出国したらアズカバン行きで、連中は牢のカギを捨ててしまう」
ダンブルドアは足を止めた。
ダン「ニュート、私がなぜ君を敬愛していると思うかね？私の知っているほかの誰よりもだ。君は権力や名声を求めない。ただ、これは正しいことか？と自問する。そして正しいなら、どんな犠牲もいとわずに実行する」
そう言うとダンブルドアはまた歩きだした。
ニュ「それは光栄です。でもダンブルドア、失礼ですがどうしてご自身で行かれないのですか？」
Aをチラッと見るとやはり何か言いたそうな顔をした。
僕の発言で二人とも立ち止まった。
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月兎 - はじめまして月兎です。ニュートに先生と呼ばれている主人公さん新しいですね。私もファンタビのお話を書いています。タイトルは"青き植物使いと魔法動物学者"です。性別は女性で600歳ですが、似ていますね。ファンタビのお話をもっと盛り上がって行きましょうね。 (2018年12月27日 11時) (
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作者名：食人鬼 | 作成日時：2018年12月25日 0時
