#31 レベリオ ページ31
グレ「今夜したことが、大きな過ちだとしてね！」
セラ「彼は一人のノーマジの命を奪いました。魔法界の存在を暴露しそうになり、我々の最も神聖な法律を犯したのです」
グレ「その法律のせいで、我々はドブネズミのようにコソコソと、本当の自分を押し殺して生きねばならない！その法律のせいで、正体を知られないようにと、常にビクビク怯えていなければならない！」
グレイブスが私を見た。
グレ「エラレス。魔法界と人間界を分けたあなたにたずねよう。これは誰を守るための法律なのだ？我々か？」
地上にいるノーマジを漠然と指すような仕草をするグレイブス。
グレ「それとも彼らか？」
あなたの考えは間違っている、とでも言いたいのか、グレイブスは呆れたように私をもう一度見てからセラフィーナたちを見た。
グレ「私はもう従えないね」
セラ「闇祓いたち、ミスター・グレイブスから杖をお預かりし、つれ戻して___」
グレイブスがプラットフォームを歩いて去っていくと、突然行く手を阻む白い光の壁が現れた。
グレイブスが振り向く。
プラットフォームに大股で戻ってくるなり闇祓いたちに呪文を投げつけた。
四方八方からグレイブスにかけて呪文が飛ぶが、そのすべてを交わしている。
胸騒ぎがする。
ニュートがポケットからスウーピング・イーヴルを出すとグレイブスの周りを飛び、グレイブスの呪文からニュートと闇祓いたちを守る盾になる。
ニュートが呪文を飛ばす。
グレイブスに鞭のように魔法の縄が巻き付いた。
よろけ、もつれて膝をついたついでに杖も落としたグレイブス。
ティナ「アクシオ！杖よ、来い！」
グレイブスの杖がティナの手に飛んでくる。
ニュ「レベリオ。現れよ」
グレイブスの姿が変身した。
髪は黒からブロンドに変わり、目は青くなる。
……ゲラート・グリンデルバルド。
嫌な予感は的中…っと。
私はおでこを押さえる。
グリ「お前たちなんかがこの私を捕えておけると思うのか？」
セラ「やってみましょう、ミスター・グリンデルバルド」
押さえた手を下ろし、グリンデルバルドを見る。
二人の闇祓いがグリンデルバルドを引っ立てると地下鉄入口に連行する。
ニュートの側を通るとき、グリンデルバルドが立ち止まった。
グリ「これが最後、かね？」
グリンデルバルドは地下鉄駅から連行された。
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月兎 - はじめまして月兎です。ニュートに先生と呼ばれている主人公さん新しいですね。私もファンタビのお話を書いています。タイトルは"青き植物使いと魔法動物学者"です。性別は女性で600歳ですが、似ていますね。ファンタビのお話をもっと盛り上がって行きましょうね。 (2018年12月27日 11時) (
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作者名：食人鬼 | 作成日時：2018年12月25日 0時
