傷心 ＶＯＬ４ ページ36
〜櫻井side〜
「・・翔さん・・俺、迷惑な奴？」
しばらくおとなしく目を閉じてた松潤が、突然切り出す。
「苦手な高いとこ散々登らせて、空飛ばせて・・ホントは嫌でしょ？」
「リーダーだってホントは年下の俺にいいように突っ込まれるの気分悪いだろうし・・相葉ちゃんだって。ニノだってさ・・。挙句の果てにこんな風に入院なんてして仕事に穴あけてみんなに迷惑かけて・・。」
支離滅裂にポロポロ弱音をこぼす松潤をしばらく眺めて黙って聞いてた。
「なぁ・・何があったのか知らないけどさ、俺らもう１０年以上ずっと一緒にやってんだ。いまさら嫌だも迷惑も何もない。他の誰かが入院したらお前はどう思う？迷惑？」
俺の言葉に松潤はぶんぶんと首を振る。
「だったら信じろよ、周りで四の五の言う奴らのことなんて気にすんな。お前の事は・・俺らが一番よく分かってるし認めてる。迷惑だなんて誰も思うわけがないだろう？大事なメンバーなんだから。五人じゃなきゃ意味がない、もう運命共同体みたいなもんだろ。」
「・・俺も？」
「五人でって言ってんだろ？」
その大きな目からポロポロ涙がこぼれて遠慮がちに伸びてきた手をそっと握り締める。
「・・翔さん・・ホントにずっといてくれるの・・？」
不安げにじっとこっちを見上げてくる松潤の目は、完全にあの頃の可愛い弟分の時のままで。
「あぁ、ここにいる。」
そう言って握った手に力をこめると、安心したように目を閉じた。
そっとその髪を撫でたら、険しかった顔が穏やかになって気持ち良さそうに寝息をたてる松潤。
手を離そうとしてもその力は緩まらなくて・・”行かないで”っていうみたいにぎゅっと握り締められていた。
「・・まぁいっか、今日くらいは・・お休み潤。」
早く元気になれよ、４人で待ってるから。
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よっこ(プロフ) - hiromiさん» ありがとうございます＾＾。その続きにいければいいんですが不器用で照れ屋さんな二人はなかなか進めないというのがわたしの中の翔潤クオリティでしてすみません・・(汗。 (2013年3月3日 20時) (
レス) id: 8db5b07ab6 (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 翔Loveﾐｯﾌｨｰさん» ありがとうございます、翔潤もう絶対書かないというわけではないので気長に楽しみにしていただければと思います＾＾。 (2013年3月3日 20時) (レス) id: 8db5b07ab6 (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - 翔季さん» ありがとうございます＾＾、そう言っていただけると安心します(笑。今後ともぜひ読みにきてくださいね＾＾ (2013年3月3日 20時) (レス) id: 8db5b07ab6 (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます、鈍感な人スタートしましたのでよかったらそちらもお楽しみ下さいね＾＾ (2013年3月3日 20時) (レス) id: 8db5b07ab6 (このIDを非表示/違反報告)
よっこ(プロフ) - あおいさん» 鈍感な人と夫婦たる所以・・なんとラストは３票差でした(汗。なのでいずれそちらも書きたいと思いますので楽しみにお待ち下さいね＾＾。Ｍステかっこよくて更新スピードがあがってしまいました・・(笑。 (2013年3月3日 20時) (レス) id: 8db5b07ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっこ
| 作者ホームページ：http://id9.fm-p.jp/401/ac98001/index.php?nocnt=1&prvw=eWRscnRhWmFLQlE3dUlTOU...
作成日時：2013年2月15日 20時
