t h i r t y ページ30
龍「A。
今の、
颯太だよね…?」
駅にベンチで、そう問う。
るぅとくんと私、そして龍くんは
同じ音楽部に所属してたから、顔馴染み。
『…』
龍「ねえ、颯太とA
まだ付き合ってたの?」
いつも優しい龍くんの声が怒っている。
私の肩を掴む手が硬い。
『…』
私は声を出せずにいた。
龍「どうせそうなんでしょ?
A、本当に最低。
そんな人だと、思わなかった。」
龍くんの声は冷たい。
龍「1人で帰って。
もうAの顔見たくない。」
そして龍くんは私の肩を離し
歩き出した。
『りゅ…くん…』
彼を呼んだ
龍「A、もういい。
別れよ。」
そう言い残し
彼は去った。
『…』
私は
追いかけなかった。
電車へ乗り、
新幹線で家へ戻った。
そして家に着いたところで
ようやく泣くことができた。
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りぃ@天使様(プロフ) - かえでさん» 了解!! (2019年11月21日 19時) (レス) id: ab188d45cb (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - りぃ@天使様さん» りぃさんまたコメントありがとうです!続編書くんで是非みてみてください! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - mimu1029さん» はーい!続編作ったんで是非みてみてください! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 蓮華さん» 具体的にこの所が好き、って教えていただけるの本当嬉しいです!ありがとうございます! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 黒雪さん» こんにちは!作ったんで是非見てみてください! (2019年11月21日 19時) (レス) id: baaca1cebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かえで | 作成日時:2019年11月7日 20時