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しばらくして、乱太郎、きり丸、シンベエ、金吾、団蔵、土井先生、そして、善法寺も合流した。
「シンベエに似た怪しい男が包帯だらけの大男忍者と森の中で?」
山田先生は生徒の言葉を繰り返しながら日向先生を見る。
そして、日向先生は鉢屋と不破に目線で何かを伝え
「三郎!」
「心得た」
得意げに頷いた鉢屋は立ち上がり後ろを向く。
「それってってこんな顔だった?」
「あー!そんな顔してました」
「それはオーマガトキ城主の大間賀時曲時の顔だぞ」
「えぇー!」
「包帯だらけの大男ならタソガレドキの忍び組頭雑渡昆奈門でしょう、恐るべき実力者と聞いています。」
利吉の言葉にAは男の顔を思い出す。
「オーマガトキ城主とその敵であるタソガレドキの忍び組頭が密会?」
「ピースが揃いましたな」
先生達は頷き、ちんぷんかんぷんな生徒達に土井先生はわかりやすく一から説明を始めた。
そしてこれまでのことを整理すると、
「わかった!どっちもやる気がないこの戦!オーマガとタソガレは実はグルだったんだ!」
「え?どういうこと?」
きり丸は目をお金にしながら立ち上がり
兵太夫と金吾もそれに続いて説明しだした。
ー
ザッーー
「....」
複数の気配。
タソガレ忍者が周辺を囲んでいる。外にいることを諦め中に入る。
「あぁー!!!」
は組達が驚いたように声を上げる。
「Aくん?」
先生達も驚いている様子を見ると学園長は本当に何も言わずに私に頼んだんだなと思いながら面を外す。
「学園長から別方向から調査するよう命を受けていました。...外にタソガレドキ忍者隊が近づいています」
「えぇ!!!」
「あぁ〜、尋問のあたりでそうかとは思ったが君まで学園長先生に巻き込まれていたのか」
頭を抱える山田先生
「いえ、情報収集は専門分野なので」
そう話すAの斜め向かいにいる利吉が
「貴方がこの事態を知って大人しく忍術学園にいるとは想像できませんしね」
「この前は...世話になった」
「いえ、完治して何よりです。」
頷きながら利吉に礼を言った。
「それから、今後のことは何も聞かされずにここに行くよう言われたので...」
「わかってる、君にも加わってもらわないといけないようだ」
眉間を押しながら眉を下げる山田先生、苦労が絶えない人だな..
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hiya.00(プロフ) - 咲桜さん» あぁー!!本当でした、すみませんありがとうございます!! (2019年5月4日 22時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
咲桜(プロフ) - 不破くんは5年生だったともいます!14開始のところです! (2019年5月4日 22時) (レス) id: a9bc52c68a (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - 甲賀聖奈さん» ありがとうございます!カッコいいよろずを作っていけるよう頑張ります^_^ (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 年齢は後々わかるようにしようと思っています!暇つぶしに見ていただけたら嬉しいです^_^ (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます^_^頑張ります (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひや | 作成日時:2018年10月19日 14時