26お嬢さんと呼ばれたい5 ページ26
「学園長先生から指令をうけたのよ。変装の極意を教えよって」
「「「変装の極意?」」」
「いい?そもそも人が他の者に化けるということは不自然なことであり、それは自分ができると思い、人がそれに騙されるほど馬鹿だと思うのは思い上がりというものよ。」
「これすなわち忍者の三病の戒めの1つ、敵を軽んずべからずを破ることよ。」
すごく正しいことを言っているのに締まらないのはあの女装だからだろうなぁと遠い目で見ていた。
「あんたたち、そんな不自然な女装で敵を、しかも忍者欺けると思ったの!?」
山田先生、あらため伝子さんの説教が繰り広げられた。
「申し訳ありません」
七松が頰をかきながらいう。
「反省してます..でも..」
「でも?でもなによ」
食満の言葉に山田先生は詰め寄る。
「いや、それは言いにくいです..」
三人とも同じことを思っているのだろう..
いや、言いたいことはわからなくなはないと内心。
似たり寄ったりな女装に見えるのは気のせいなのだろうか..。
そう考えていた時、
通りすがりの男の人が女装した四人の前を通り過ぎようとしたとき
「ちょっと、そこのお嬢さん」
山田先生に近づき
「お茶でも..」
「「「えぇーーー!!!!」」」
大きな声で驚いたのは六年生..
その様子を見ていた乱太郎達は
「これ、六年生の女装のテストかなんかだったみたい」
「おれたち、巻き込まれたのか」
「山田先生がお手本を見せたんだね」
「なんか違うような気もするけど」
「お嬢さんに間違われたことだけは確かだよな」
きり丸の言葉にAも思わず頷いた。
そして、話を終えた伝子さんはこちらに振り返り
「改めて聞くが乱太郎、きり丸、シンベヱ、Aくん
この4人の中で誰が1番お嬢さんに見える?」
そう言われ、三人は伝子さんと六年生を凝視しはじめる。
六年生は女性らしい?ポーズをとりアピールする。...何かを間違っている気もするが...
そして、乱太郎達は後ろにいるAを指差して、
「「「男装をしているAさんが一番お嬢さんです」」」
そういうと、四人はズッコけ
そのタイミングで中在家、立花、善法寺が出てきて三人に女装の不合格を伝えられていた。
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hiya.00(プロフ) - 咲桜さん» あぁー!!本当でした、すみませんありがとうございます!! (2019年5月4日 22時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
咲桜(プロフ) - 不破くんは5年生だったともいます!14開始のところです! (2019年5月4日 22時) (レス) id: a9bc52c68a (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - 甲賀聖奈さん» ありがとうございます!カッコいいよろずを作っていけるよう頑張ります^_^ (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 年齢は後々わかるようにしようと思っています!暇つぶしに見ていただけたら嬉しいです^_^ (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます^_^頑張ります (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひや | 作成日時:2018年10月19日 14時