18よろず ページ18
「なぜ城の人間が全員殺された。城主がおかしくなったのか」
「我々もそう推測した、でも何かに怯えきったその様子を見て違うと判断した。
..そこで君のことを知った。よろずがこの辺りをうろついていると」
..やはりそこから居場所が漏れたか
「忍術学園にいるとあの城はすぐに吐いた、あわよくばタソガレドキ軍が君と忍術学園を始末してくれるだろうと考えたらしい」
「...始末しなかったのはなぜだ、あんたなら簡単だっただろ」
「本当はあの夜、始末するつもりで行ったよ。.....でも驚いた。噂ではてっきり大男だと思っていたからね」
「女と知って、力量は知れていると」
「男も女も関係ないよ、危険でないと思ったから手を下さなかった。それだけだよ」
危険でないと思ったって事は力量が知れてるって思ったからだろと内心思ったが、その思考を読んだように相手は口布越しでニヤリと笑う。
「..」
何を考えている。
思考が読めない。
「実際に会って、忍術学園にいるところを見ると、君が"よろず"という名を背負うことに違和感を感じた」
「違和感...？」
「残酷で、情のない機械のような人間だと思っていた」
「依頼は、見境なく請け負っていたから..」
「その行動は君の首を締めていたように感じた」
「....」
「君を見てさらに違和感を感じたんだよ」
まるで...
「噂だけがずっと1人歩きしているみたいに..」
ゾワッとその言葉にAは鳥肌がたった。
意味深な言葉に面の中の顔をしかめる。
「それは...」
何か知ってるのか問おうとした時、
足元に倒れている奴らが身じろぎをする。
「..そろそろドクタケ軍が起きる、君はもうここを離れたほうがいい」
「....侵入した曲者を捕らえなくてもいいのか」
「..捕まえて欲しいのかい？」
視線を逸らし、もうこれ以上は危険かと
来た道を引き返して歩き出した時
「君は"よろず"についてただの通り名なだけと思っているようだけど、こちらでは調査をする必要があると思ってるよ。
......忍術学園に留まるならこれからも顔を合わせることになるだろうね、...Aちゃん」
「！」
突然名前を呼ばれ
顔を上げるが、もうそこに気配はなかった。
「......」
すぐにその場を離れ忍術学園に帰った。
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hiya.00(プロフ) - 咲桜さん» あぁー！！本当でした、すみませんありがとうございます！！ (2019年5月4日 22時) (
レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
咲桜(プロフ) - 不破くんは5年生だったともいます！14開始のところです！ (2019年5月4日 22時) (レス) id: a9bc52c68a (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - 甲賀聖奈さん» ありがとうございます！カッコいいよろずを作っていけるよう頑張ります^_^ (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 年齢は後々わかるようにしようと思っています！暇つぶしに見ていただけたら嬉しいです^_^ (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
hiya.00(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます^_^頑張ります (2019年5月1日 19時) (レス) id: fb193f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひや | 作成日時：2018年10月19日 14時
