紫の一匹狼 (ページ21)

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そんな調子で撮影を終え、いつも通り雑談しながら
楽屋に戻る。

「お腹空いたね〜」

ジ「いつも通り押しちゃってもう昼だもんね〜笑」

森「え！！！」

田「うわばか、お前急に大声出すなよ」

森「うそぉ」

　「もう嘘つけないじゃないのぉ〜」

「なんで？」

髙「あれでしょ、午前は嘘ついてよくて
　午後はネタばらししないといけないみたいな」

ふーんてAはすでに興味をお弁当に向けている。

えー来年まで待たないとダメなの？

なんか今からでも思いつかないかな。

えーと、えーと…

京「ねぇ、Aもう食べてんの？笑」

田「ちょっ、みんなでジャンケンって言ったじゃん！」

「やーだ、これは私のだもーん」

ジ「ん、これおいしい！」

「あっ、ジェシー！」

髙「じゃあ俺はこれにしよーっと」

松「A、俺にもひとくちちょうだいよ」

「だからこれは私のだってば！」

えーと、えーと…

「あれ、慎太郎くんは？食べないの？」

森「んえ？あ、なにあんのー？」

京「なに、なんか悩み事？」

お弁当を選んでいる横で心配そうに聞いてくれるけど言えるわけない。

Aをどうしても騙したくて嘘を考えてるなんて。

森「んーん、お腹空きすぎてなんも考えられなかった笑」

あーだこーだしているうちにご飯の時間は終わってしまった。