第4話 ページ4
モトキ「お嬢、何描いてるの?」
『ねーこ』
モトキ「お、猫なら俺も得意だよ」
『かいて!』
モトキ「よし、描いて進ぜよう」
モトキの筆先に興味津々だが、Aの中にある猫像とは違うキャラクターが生まれ頭の上にハテナを浮かべた。
しかしモトキはそれを猫と言い張るので、編集中のンダホの元へその絵を持っていく。
『だほちゃー』
ンダホ「んー?」
『もちゅのねこしゃんみてー?』
ンダホ「どれどれ?これ猫?」
モトキ「猫だよ」
ンダホ「猫なのこれ」
モトキ「猫です」
ンダホ「お嬢のが上手だね」
『でしょお』
モトキ「本気で描くぞ?」
ンダホ「大人気ないからやめなさい」
モトキとのお絵描き大会も盛り上がってきた頃、事務所に行っていたシルクとマサイが帰宅した。
描いた絵を持って出迎えに現れたAを抱き上げる。
『にちゃ!』
シルク「お利口さんにしてた?」
『うん!もちゅがねこしゃんかいた!』
マサイ「猫…?」
シルク「これ猫?」
モトキ「どっからどう見ても猫でしょ、皆酷くない?」
マサイ「まぁ、猫っちゃ猫だけど…」
『ましゃもかいて』
マサイ「俺は絵上手くないよ」
シルク「兄ちゃんが描いたろ」
『にちゃはまたこんどねー?』
シルク「なんで!?」
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作者名:憐 | 作成日時:2018年7月13日 4時