第16話 ページ16
ｼﾙｸ「えっ！？マジ！？今日来れんの！？うん、わかった。あーい」
帰宅後、ンダホ、マサイとモトキも合流しシルク宅で撮影予定だったが、本日の仕事を終え珍しく残業の無いダーマも今から来れるという事で、撮影は一時中断し、彼が来るのを待っている。
ﾝﾀﾞﾎ「ダーマ来れるんだ、また週末かと思ったけど」
『だま？』
ﾝﾀﾞﾎ「うん、ダーマ。今から来るって」
『やったー！もちゅ、だまくるって！』
ﾓﾄｷ「聞いてたよー」
嬉しそうなAの頭を撫でて撮影の準備に入る。
今日はダーマも居るならゲームにしよう。
この間買って置いたままのカードゲームを用意した。
準備が終わり丁度のタイミングでインターホンが鳴りダーマがやって来た。
部屋に入り早々、出迎えたAに硬直する。
ﾀﾞｰﾏ「…え？誰？」
『だま！』
ﾀﾞｰﾏ「ダーマです」
ｼﾙｸ「この間連絡したっしょ？親戚の子」
ﾀﾞｰﾏ「あー、何か言ってたような…」
物珍しそうにシルクに抱かえられるAを見て眼鏡を上げた。
普段は人見知りのAは何時も動画でダーマを見て存在を知り平気だが、逆にダーマが人見知り全開である。
ｼﾙｸ「さてと…今から撮影したいんだけど」
ﾓﾄｷ「お嬢どうすんの？」
ｼﾙｸ「問題はそこなんだよな」
『にちゃ、おちごと？』
ｼﾙｸ「そう、今からね」
『あい！』
カメラの後ろでお気に入りのおもちゃ達を持ってちょこんと座った。
此処で待っているから仕事をしろと言う意味なのか。
そんなAの姿を見た大人達は涙を流す。
ｼﾙｸ「なんて利口な子供なんだ…」
ﾝﾀﾞﾎ「お嬢…後でおやつ買ってあげるからね…」
ﾓﾄｷ「好きな物何でも買ってあげる…」
ﾏｻｲ「俺のパソコンで遊んでも怒らないから…」
ﾀﾞｰﾏ「さっさと始めんぞオイ」
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作者名：憐
| 作成日時：2018年7月13日 4時
