▲▼じゅうご ページ17
「...おい、おい!」
レオナに起こされて
『...っぇ、』
「なに泣いてんだ。」
『...っあ、ぇ?』
頬をさわると濡れていた。
『な、っでもないよ?
だ、って...かな、しくも、ないしぃっ』
言葉とは裏腹に、涙はどんどん溢れてポタポタとシーツにシミを作る。
『ぅぇ、くっ、ふッ...うぅ』
「...」
レオナは黙って抱きしめてくれた。
俺はレオナの胸元に縋り付くように、顔をうずめて声を殺した。
.
涙で濡れたシャツをお互い脱いで、昇り始めた朝日を浴びて、レオナの膝に乗せられる。
「...」
レオナが何も言わないので、Aも黙ってそこにいる。
「...ねみぃ...。」
そう言って肩に顔をうずめてぐりぐりと押してくる
『...もう一回寝る?』
そう言って頭を撫でれば、手を掴まれてキスをされ
向き合う体制にされる。
しばらくその体制で抱き合っていれば、いつの間にか眠っていたようでラギーと、泊まらせた2人の声で目が覚める。
「あー、んなとこで寝てたんすか?!
風邪引くっすよ!!」
『ふぁ...ごめんごめん、日が昇ってからここだから許して〜』
そうラギーに言ってレオナの頭を撫でていると入口で固まる2人がいた。
「あ〜...気にしないでくださいっす。
いつもの事なんで、それよりそこの宝石とか服とか拾ってくださいっす。宝石はそこの棚で、服はこっちっす。頼むっすよ。」
「あ"〜?
っせぇな。静かにしろ。」
ぎゅうとしてくるレオナに
『女の子に見られてるよ。いいの?』
と言うと
「んなの、俺の部屋だから俺が何してようが自由だろ。」
そう言ってまた肩に顔をうずめる。
「もーレオナさん!寝ないでください!
朝練あるんすから!!」
ラギーがレオナを起こし始める。
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MeyA(プロフ) - ぬんさん» 読んで頂きありがとうございます!そう言って貰えて良かったです(´˘`*)恐縮です(*´艸`)ありがとうございます!頑張ります!! (2020年5月4日 8時) (レス) id: a2ff9c2a45 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 完結お疲れ様でした!二人の世界の空気感が文章から伝わってきてとても素敵なお話でした。大好きです。これからも他の小説の執筆など応援しています! (2020年5月4日 7時) (レス) id: 1372600618 (このIDを非表示/違反報告)
MeyA(プロフ) - roiaさん» わかりました!そういう様な気になるところがありましたらまたご指摘ください! (2020年4月11日 12時) (レス) id: a2ff9c2a45 (このIDを非表示/違反報告)
roia(プロフ) - すみません。書き切れなくなりそうだったので…。URL、その曲の歌詞が掲載されてる物です。あまりに似すぎているのでどっちかでもいいんで変えて頂きたいです。 (2020年4月11日 10時) (レス) id: 45f2a26062 (このIDを非表示/違反報告)
roia(プロフ) - そんなつもり無かったというにはあまりに酷似しすぎていて気になります…。https://utaten.com/lyric/iz18092018/ (2020年4月11日 10時) (レス) id: 45f2a26062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MeyA | 作成日時:2020年3月28日 21時