【ヒプノシスマイク】俺のに触んな【碧棺左馬刻】

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左馬刻side





いつの間にか眠りについているA


寝転んでからはずっと起きていたのだが、なんとなく目をつぶっていれば……




｢……どんだけ破壊力強いんだよ｣




未だに残る感覚に柄もなく照れてしまう


本人はそんな俺の気も知らないでシャツを握り、寝息をたてている


普段こんな姿を見せたことなかったから正直どうすればいいのかわからないが、愛しく思える気持ちは変わらない


黙ってAの寝顔を見ていると

『ん……』

と声をあげ、ゆっくりと瞳を露わにした


視線が交われば

『え……！？』

驚いたような表情を見せる




｢な、なんで起きて……！？｣

｢そりゃ目が覚めたからだろ｣




寝ぼけているのかと思えるほど変な質問に少し笑ってしまう


Aはなぜか焦っていて、俺のシャツを握っていたことに気づくとパッと勢いよく離した




｢ご、ごめんなさい
無意識で、本当に無意識で……｣




顔を真っ赤に染めながら手を顔のまで勢いよく左右に振るA




｢あー、よく聞こえねぇな｣

｢さ、左馬刻さん！！｣




必死になって言うAが思った以上に可愛く思え、自分の中でも軽くお手上げ状態だ




｢別にそんな恥ずかしがる必要ねぇだろ
付き合ってるんだから｣

｢そ、それはそうですけど……｣




口ごもるAに優しく撫でれば嬉しそうに目を細める


こういう無意識ほど怖いものはなかなかねぇな

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