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story58 ページ29

左馬刻side




まあ、目を閉じたからと言ってそう簡単に眠れる訳もなく


車の揺れを感じながらただただ目を閉じていた


その間もAの手は止まることなく、ただ優しく撫でてくれた


そのおかげなのかさっきまであった嫉妬感は薄れ、ただ癒しへと変わっていく





「A」

「なんですか?」

「……なんでもねぇ」

「なんですか、それ」




そう言って笑うA


あー、クソ


やっぱ誰にも渡したくねぇ


嫉妬感よりも束縛感の方が上回ってくる


ほかの女にはなかったこの独占欲





「A」

「なんですか?」

「さっき銃兎と話してたのって……」

「あぁ、あれは高校生のときに……」




そう言って話し始めた高校生時代の話


今のAを見る限り、確かにそんな行動起こしそうだ……なんて思うのと同時に過去のAを知ることが出来て嬉しく感じた


話の内容はさっきと似たようなものだが、やっぱり人の話を聞いたものより本人から聞いたものの方がスッキリする






「まあ、お前ならやりそうだな」

「え?そんなにですか?
銃兎さんには言われたんですよね」





その瞬間、自分の身体がピクッと動いたのがわかった


『銃兎』というワードに嫌でも反応してしまう自分に腹が立つ


頭に触れていたAはそのことがわかったようで

『どうかしましたか?』

と聞いてきた





「……他の男の名前出してんじゃねぇよ」

「え?」

「……今は俺がいるんだろうが」





そう言うと鈍いAでもわかったらしく

『あぁ』

と短く言った





「私が好きなのは、左馬刻さんだけ……です」




少しカタコトながらに言ったその言葉は想像以上にグッときって、俺は頭をおこしてAにキスを落とした


びっくりしたのか

『な、ななんですか、急に!』

なんて言いながら赤くなった顔で口元を隠していた



そんな姿も可愛くてまた笑ってしまう






「お前が可愛いこと言うからだろ、馬鹿」




______________________________



リクエストの左馬刻の嫉妬でした!


何かあったらコメントください!!

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リディア94(プロフ) - うわぁ…好き…更新楽しみに待ってます!応援してます〜〜!!!! (2019年4月4日 1時) (レス) id: 4cfe601cb3 (このIDを非表示/違反報告)
失格人間。(プロフ) - んぇぇえええめっちゃ続きが気になりますぅ!左馬刻…はあ……………好き…更新頑張って下さい! (2019年3月30日 22時) (レス) id: bb922c1436 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - ヨッシーさん» ありがとうございます!地道に頑張らせてもらいます! (2019年3月13日 20時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - アンケート3 がいいです!応援してます!! (2019年3月12日 22時) (レス) id: eedc030065 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - 星海さん» こちらこそリクエストありがとうございました!気に入ってもらえて嬉しいです! (2019年3月5日 22時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山吹美咲 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年2月8日 22時

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