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story47 ページ17

あのあと、どうやって誘おうか考えながら帰った私はいつも以上に疲れていた



断られたら仕方ない

断られるのが普通、そう普通


そんなことを何度も何度も考えていた



何かあるときって時間が経つのが早く感じるもので仕事もあっという間だった


いつも通り左馬刻さんの姿はあり、携帯を見ていた


その姿がまた絵になる


付き合う前から何度も思っていたけど、やっぱ何してても絵になるんだよね……


そんなことを考えながら左馬刻さんのいる方へ足を進めれば、顔をあげ、優しげな笑みを見せてくれた





「昨日は悪かったな」

「いえ、そんな
逆に毎日ありがとうございます」

「この前みたいなことあったら困るだろ」

「まあ、それはそうですけど……」





この前みたいな事態がまた起きてほしいか、といえばもちろん嫌だけど……


それでもやっぱ毎日来てもらうのには申し訳なさと嬉しさが混ざった異様な感覚だった





「そういや、今度行きたいとことかあるか?」

「え?」

「この間はお前のアパート行っただろ
次どっか行きたいとことかあるか?」





唐突にそう聞かれ、ドキンと大きな音を立てたが、これはかつてないほどの大チャンスだ


私は少し躊躇いながらも口を開いた





「あ、あの
い、行きたいというかなんというか……」

「……?
なんだ?」

「その……福引で遊園地ペアチケットもらって……
一緒に行きませんか……?」





財布にいれておいた遊園地ペアチケットを見せながら言えば、少し驚いた表情を見せた左馬刻さん


やっぱドン引きされてる!?


言ったことに少し後悔しながらペアチケットをしまおうかと腕を引いた時だった


パッと手にあったチケットはなくなっていて、左馬刻さんが表裏を見ていた





「そ、そんな無理にじゃないんで……!
嫌なら全然他の……」

「あ?
嫌なんて言ってねぇだろ」

「え?じゃ……」

「……次の日曜、空けとけよ」

「……はい!」





チケットを私に返したあと、いつもみたいに優しく頭を撫でてくれた左馬刻さん


勇気出してよかったと心の中で呟いた

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リディア94(プロフ) - うわぁ…好き…更新楽しみに待ってます!応援してます〜〜!!!! (2019年4月4日 1時) (レス) id: 4cfe601cb3 (このIDを非表示/違反報告)
失格人間。(プロフ) - んぇぇえええめっちゃ続きが気になりますぅ!左馬刻…はあ……………好き…更新頑張って下さい! (2019年3月30日 22時) (レス) id: bb922c1436 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - ヨッシーさん» ありがとうございます!地道に頑張らせてもらいます! (2019年3月13日 20時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - アンケート3 がいいです!応援してます!! (2019年3月12日 22時) (レス) id: eedc030065 (このIDを非表示/違反報告)
山吹美咲(プロフ) - 星海さん» こちらこそリクエストありがとうございました!気に入ってもらえて嬉しいです! (2019年3月5日 22時) (レス) id: 5095a9f0f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山吹美咲 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年2月8日 22時

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