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彼女の写真を撮り始める。
彼女の写真を撮っていくうちに
俺は自然に笑顔になっていて、
久しぶりに、写真を撮るのが楽しかった。
そして、彼女の笑顔に
どこか懐かしさを感じていた。
彼女「あっ、そろそろ帰らなきゃ……
じゃあね、まーくん」
俺は、そのまま走って帰ろうとする彼女の手を
無意識に掴んだ
彼女「えっ？……まーくん？」
「……最後に君の名前教えて？」
彼女「……じゃあ、明日、
明日、またここに来たら教えてあげる。」
「わかった。明日またここに来るから、絶対教えろよ？」
彼女「……うん、いいよ。」
そして、次の日、また海に来てみたが
彼女はいなかった。
まあ、時間とか決めてないから
ずっといればいずれ来るだろう
そう思っていた。
が、陽が落ちても彼女は来なかった。
そして、俺はまた次の日も来たが
いくら待っても彼女は来なかった。
そうやって、毎日毎日、海に通い続けて、
1週間が経った頃。
とうとう俺は彼女を探そうと思い立った。
探すといっても手がかりはこの写真だけ。
でも、そんな遠くに住んでる訳ではないだろうし、
すぐ見つかるはず！ そう思って、
俺は町の人を見つけては声を掛ける。
それを何回も繰り返していた。
でも、不思議なことに
町の人は皆
『知らない』とか『わからない』を
繰り返してくるばかりで、全く見つからなかった。
「はぁ……どうしてこんなに見つからないんだ？」
俺は、堤防の上からオレンジに輝く海を見つめていた。
？「君かね、人を探している青年というのは？」
「えっ？ はっ、はい！多分俺だと思います？」
お爺さん「それで、探しているのは、どの人なんじゃ？」
「この写真の人なんですけど、
知りませんか？」
お爺さん「……君は、この写真をいつ撮ったんじゃね？」
「ちょうど1週間前ですかね」
お爺さん「1週間前………なるほど
この娘のことなら、知っているぞ。」
「本当ですか？！
どこにいるか知っていますか？」
お爺さん「今は、どこにいるかはわからん。」
「今はここに住んでないってことは
引っ越したとかですか？」
お爺さん「いいや、違う。」
「じゃあ、どういうことですか？」
お爺さん「……亡くなったんじゃ。」
「えっ……
いやっ、でも俺、
1週間前にここで彼女に会っているんです！
それに、あの日から毎日ここに来てるし、
亡くなってたら、わかるはずです！」
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ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 何回も読みたくなるほど、素晴らしい作品で私のお気に入りです♪だんだん寒くなってきたので、身体に気をつけて頑張ってください(^^)応援しています(^o^)/ (2018年1月24日 2時) (携帯から) (
レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - #いちごみるくさん» コメント頂けるととても嬉しいので、何度かコメント頂けばそれはもうしっかりと覚えますよ！◎ そんなこと言っていただけて嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます (2017年6月18日 0時) (レス) id: d37a00fe9f (このIDを非表示/違反報告)
#いちごみるく(プロフ) - ２回目失礼します^^;すいません^^; え、あの、私のこと分かってくださるんですか...？！めっちゃ嬉しいですヽ(*´∀｀)ノ記憶の端の端の方に覚えててもらえるだけで嬉しすぎます笑笑これからもずっと応援し続けます！頑張ってくださいっ！！ (2017年6月17日 21時) (レス) id: b1e4fe5e94 (このIDを非表示/違反報告)
郁(プロフ) - おれんじ。さんでしたか！お久しぶりです(^ ^) 楽しんでいただけたようで嬉しいです（ ; ; ）言い出しっぺの私も未だ感動しています…（笑）またコラボできたらいいなぁと思っているのでその時はまたぜひ！ (2017年6月17日 14時) (レス) id: d37a00fe9f (このIDを非表示/違反報告)
#いちごみるく(プロフ) - ちょっと今更ながらコメントさせていただきます！皆さんのお話最高すぎて...やばいです笑もともと皆さんのこと知っていたので、郁さんの作品にコメントとかしてましたし笑(おれんじ。っていう名前で笑笑)その皆さんが...ちょっと感動中です笑これからも応援してます！ (2017年6月17日 10時) (レス) id: b1e4fe5e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁
x他5人 | 作成日時：2017年5月3日 18時
