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仔猫と月と星とギンと ページ3

蛍「うう"…」

ギンの顔見ると、安堵感から泣いてしまいそうになる。


ギ「蛍…」


ギンは慰めるかように優しい目で見つめながら



ギ「もう大丈夫だよ…俺がいるから。ね?」


その優しい声色はまるで頭を撫でているかのように私の心を癒してくれた。


蛍「うん…」


ギ「でも、どうしてそんなに驚いたんだ?」


蛍「だって…ガサガサッて何かいたんだもん」


ギ「?もしかして、こいつのことか?」蛍「へ?」


そう言うと、ギンは下を指指した。


「にゃぁ〜〜」


そこには真っ黒の仔猫がいた。


蛍「かっ/// 可愛い〜〜ッ!!どうしたの?この仔猫」


ギ「この森捨てられたらしい。さっきから俺について来るんだ」


蛍「触ってもいい!?」


ギ「うん。お好きにどうぞ」


私は仔猫を抱き上げると、仔猫はぐるぐると言って、私の頬に擦り寄ってきた。


蛍「きゃぁ〜可愛い!こんなに可愛い仔に驚かされちゃったのね」


そうやって、仔猫とじゃれ合っていると、ギンがちょっとむすっとした声で尋ねる。


ギ「それより何その大荷物?今日は何しにきたの?」


蛍「あ!実はね…」


ギンの一言で本来の目的であるお月見のことを思い出し、私とギンと子猫はよく月が見える見晴らしのいい場所へと移動した。


・・・


ギ「ふ〜ん。月を見ながら団子を食べるのか」


蛍「うん、素敵でしょ!お月様を愛でながら美味しいお団子を食べるの」


私が言うままに、お団子を一口ぱくっと食べながらギンは月を見上げた。


ギ「……。これって団子を食べる必要あるのか?」


蛍「まんまるお月様みたいなお団子食べながらお月様眺めた方がもっとしあわせでしょ?ね、子猫ちゃん?」


「にゃあ!」


蛍「ほら!子猫ちゃんもそうだって♪」


ギ「……ふ〜ん」


またもやギンはむすっとした声を出した。


蛍(?どうしちゃったんだろ?お月見嫌いなのかな…)


私はギンの機嫌を取り戻そうと他の話題を探した。

ちょうどそのとき、夜空に一筋の光がひゅっと流れた。


蛍「あ!流れ星!ギン!流れ星だよ!」


ギンは伏せていた顔をあげ、再び夜空を見上げた。


ギ「今度は星?」


蛍「流れ星にお願いことすると願いが叶うんだよ」


ギ「へぇ〜それは凄いね」


蛍(お!月より食い付きがいいみたい)


蛍「ギンは何お願いしたい?」


ギンの興味を引き付けておくため、何気なく私は聞いた。


すると…

ギンのお願い→←秋の光景



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あい - いい感じで蛍火の杜へと夏目友人帳がコラボしてて面白かったです!!こういうギンと蛍の話もステキですね!! (2017年9月17日 23時) (レス) id: 5502c42b4a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 小説読みました!!! 面白かったです!更新頑張ってください!! (2017年8月19日 22時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
はっつぁん(プロフ) - 赤音さん» ありがとうございます!久しぶりに更新しましたo(^▽^)o (2015年10月5日 19時) (レス) id: 3944af5de6 (このIDを非表示/違反報告)
赤音 - 面白いです!更新頑張って下さい! (2015年9月21日 22時) (レス) id: 7cc5b4ca46 (このIDを非表示/違反報告)
季駒キク。@haru嫁(プロフ) - 面白いです!夏目が関係してくるんですね・・!すてきです!応援してます (2013年12月27日 15時) (レス) id: ee17cff801 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はっつぁん | 作成日時:2013年11月2日 12時

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