ともだち〜2 ページ14
「竹川、…おい、竹川！」
蛍「へ？」
神「何ぼ〜っとしてんだ？水やりすぎ」
蛍「あ。」
私と神崎くんは毎朝の水遣りをしているところだった。
でも、私は昨日のギンの様子が気がかりでずっとそのことを考えていた。
神「なんか心配ごとでもあんの？」
心配そうに神崎くんが私の顔を覗き込む。
蛍「……(神崎くんに、ギンのこと話そうかな…でも、、)」
神「話したくないならいいよ。でも、話したいことあったら何でも言えよ。俺は竹川の友達だからな」
蛍「へ…友達？」
思いがけない言葉に目を瞬かせると、神崎くんは優しい笑みで言った。
神「当たり前だろ？てか、竹川はそう思ってなかったの？」
蛍「…ッ// 」
友達という言葉に恥ずかしくなって、顔が赤くなっていくのがわかる。
蛍「…ありがとう、神崎くん」
神「…ッ// 別にいいよ礼なんて//それよりはやくしねーとチャイムなっちまう」
蛍「ふふふッそうだね」
友達だと神崎くんが言ってくれたことが嬉しくて、私は悩んでいたことも忘れてしまった。
蛍(いつか神崎くんにギンのことも話せるといいな)
・
・
神崎くんと友達となり、それから、神崎くんの助力もあって私は少しずつクラスの子とも打ち解けていった。
そんなある日、
神「竹川！今日の夜、みんなで肝試ししようって言ってんだ。竹川も来る？」
蛍「え…えっと、行きたいけど…」
(ギンが待ってるし…どうしよう)
神「あ、そういえば竹川いつも帰るのはやいよな。家の門限厳しいのか？」
蛍「あ、その…違うけど…」
神「竹川、無理すんなよ。また今度…「行こうよ！竹川さん！」
私に気を遣ってくれた神崎くんの言葉を遮るようにクラスの女の子が言った。
蛍「え…」
「…それとも、私たちと一緒に行くの嫌なの？」
クラスの子たちの視線が一斉に私に集まる。
蛍「……う、ううん…そんなことないよ。私も行くよ…」
神「竹川…大丈夫なのか？」
蛍「うん！…大丈夫だよ」
(誘ってくれた神崎くんにも悪いし…何よりもうクラスの子たちにまた嫌われたくない…
ギンも…きっとわかってくれるよね…)
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あい - いい感じで蛍火の杜へと夏目友人帳がコラボしてて面白かったです！！こういうギンと蛍の話もステキですね！！ (2017年9月17日 23時) (
レス) id: 5502c42b4a (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2017年8月19日 22時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
はっつぁん(プロフ) - 赤音さん» ありがとうございます！久しぶりに更新しましたo(^▽^)o (2015年10月5日 19時) (レス) id: 3944af5de6 (このIDを非表示/違反報告)
赤音 - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2015年9月21日 22時) (レス) id: 7cc5b4ca46 (このIDを非表示/違反報告)
季駒ｷｸ。＠haru嫁(プロフ) - 面白いです！夏目が関係してくるんですね･･！すてきです！応援してます (2013年12月27日 15時) (レス) id: ee17cff801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっつぁん | 作成日時：2013年11月2日 12時
