サンプルボイス 前編 ページ2
【サンプルボイス】
喜
「最近あった嬉しいこと、ですか……。うーん、そうですね。
あっ！最近両親から手紙が来ました。いつものように元気にやってるかー？とかですけど。
まぁ、そういうのが案外、嬉しかったりするんですよね」
怒
「私は三時までに掃除を終わらせるように言ったはずだけど？
今何時だと思ってんの？……そう、四時。舐めてんの？使用人を。
ここは、私達を雇ってくださっているご主人様達のお屋敷。冗談は口だけにしてね？」
哀
「退職、ですか……。いえ、何でもありません。伝えてくださりありがとうございます。
……あの、ただ、大切な友人だったので、少しショックで……。
すみません。後少々お時間をもらえないでしょうか？気持ちの整理をつけてまいります……」
楽
「おはようございます、妹様。
今日のモーニングティーは妹様がお好きな物ですよ。……え？……嗚呼、失礼しました。
先程、心が安らぐ出来事がございまして、表情が少し緩んでいたようです。
後で妹様にも話したいのですが、宜しいでしょうか？」
困
「さて、どうしましょう。まさかお財布を落としたことに気がつかないなんて。
いや……本当にまずいですね。どうしましょう。
ひとまず、警察に行って落ちてないか聞くことにしましょうか」
驚
「わっ！……何でこんなところに人形が？
此処にはめったに人がこないはずなんだけどな……。
……なんか、鳥肌たってきた。もしかしてこの人形、ガチのやつ？勘弁してよ……」
「はじめまして。この度あなたの直属の上司になった雪って言います。
早速だけど、全体メイドのお仕事はこれまで以上にキツいけど、大丈夫？
もし辞めたいのなら、今だったら間に合うけど、さあ、どうする？」
「私はあの日からご主人様に忠誠を誓うって決めたの。
だからとなにがあろうとも私はご主人様の味方だし、メイドなの。
……なんか、改めて言うと、少しこそばゆいな……」
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