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「・・・・・・・・・姉上!!
聞いてください
近藤さんが銀髪の侍に負けたって言うんですよ」
「勲さんが・・・・・・?」
銀髪の侍・・・・・・・・・
白夜叉?
いやいやまず会う確率も低いだろ
「そうなんです!!
今日仇討ちに行こうかと思ってるんですが・・・・・・・・・」
「もちろん私もついて行っていいのよね?」
「それが・・・・・・・・・」
総悟は少しだけ悲しい顔をした
・・・・・・・・・どうかしたのかしら?
「どうしたの?」
「いえ・・・・・・・・・
姉上は前々から自分よりも強い男かそれに匹敵する男と祝言を上げると言ってましたよね?
・・・・・・・・近藤さんを倒した男で
姉上よりも強かったら
そいつと祝言を上げるんじゃないかと思いまして・・・・・・・・・」
総悟は本当に私のことを心配してくれているのね
・・・・・・・・・それを私・・・・・・・・・
本当なら総悟に会うべきじゃないとか思っていた
ごめんなさいね
総悟
私は総悟を抱きしめてあげた
「安心なさい
私は総悟が認めた男じゃないと私の貞操は渡さないわ
それに弱くてもいい
総悟が認めてくれさえすれば
そこに愛なんていらないわ」
「・・・・・・・・・なんでそこまで僕のことを・・・・・・・・・?」
「・・・・・・総悟
私はね
総悟やミツバのことならこの身を捧げたいと思ったの
私はあなた達を守るために攘夷戦争に参加した
・・・・・・・・・ごめんね・・・・・・総悟」
そう言って身体をはだけさせる
「姉上っ・・・・・・何を・・・・・・・・・」
「目を反らさないで・・・
総悟
私の身体に刻み込まれた全てを見て
私はミツバや総悟
あなた達を助けるために傷付けた身体を見て?
・・・・・・私の誇り高き勲章を」
「姉上・・・・・・・・・僕・・・・・・・・・」
「総悟
もし私宛にこんな入れ墨をした人が来たら
私のことを売れ
・・・・・・・・・総悟には危害は食わせさせない」
「そん・・・・・・な・・・・・・・・・」
・・・・・・総悟は私が奈落だと分からなかったようだ
「私は攘夷戦争の時
志士としてではなく
烏として参加した」
「・・・・・・・・・」
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作者名:神無 | 作成日時:2018年7月18日 10時