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「そう言えばミツバはどこ?
武州?
それとも江戸に来ているのかしら・・・?」
そうトシさんに聞くと
トシさんは箸を落とした
「?」
「あ・・・・・・・・・いやぁよ・・・・・・・・・
み・・・・・・ミツバだよな!?
元気だぜ
噂じゃあ世帯持ったって話だ」
「・・・そう・・・・・・
ミツバにも会いたいわ・・・・・・」
冷や汗をかいているトシさん
どうかしたのかしら?
「・・・・・・・・・ち・・・・・・近々会えるんじゃねぇのか・・・?」
「そう?
それならいいの
総悟に会えたんだからミツバにも会ってみたかったし」
そう言うとトシさんは少し低い声を出した
「・・・・・・・・・総悟にはミツバのこと
話題にすらするなよ?
ヨツバ」
どうして?と聞こうとするが、
それを言う前にあることが思い浮かんだ
・・・・・・・・・武州に1人残してきたのだから
総悟はそれを悔いているかもしれない
私がそれを問うことで総悟の笑顔が曇るかもしれない
そう思った
だから私はトシさんにええと頷いた
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作者名:神無 | 作成日時:2018年7月18日 10時