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そこで佐々木殿は浪士組が何であるかを教えてくれた
・・・・・・浪士組とは
攘夷志士達を殲滅せしめるための組だそうだ
松平片栗虎を筆頭に
佐々木殿が提案したらしい
・・・・・・・・・そして、浪士組はある作戦において壊滅する・・・
総悟達が悪くて、殉死
良くて斬 首だそうだ
佐々木殿は迷っておられるそうだ
・・・・・・・・・産まれる前に死ぬのがどんなに辛いか
私ならそれは分かる
幼くして武士を諦めた私になら・・・
・・・・・・・・・佐々木殿もそう思っておられる
「・・・・・・・・・私は、
子供に人を斬らせるのが嫌なのだと思う
・・・・・・・・・もう時期私たちの赤子が産まれる
・・・・・・・・・それでなのかもしれない
父性というのは子供が産まれてからもないものだと思っていた
・・・・・・・・・だが、
出来て・・・・・・・・・私は変わったのだと思う
子供に人殺しはさせたくない」
「・・・・・・・・・骸の前ではそれを言ってはならない・・・・・・
・・・・・・・・・骸は幼い頃から人殺しとして、
生きている
それを否定することは誰にも出来ない
・・・・・・・・・決して
・・・・・・あの子の大切な妹を死なせてしまった私に
あの子は・・・・・・・・・怒らなかった・・・」
「・・・・・・・・・何?」
「・・・・・・・・・この世界では明日死んでもおかしくないの
・・・・・・・・・暗殺が失敗すれば当然死ぬ
・・・・・・逃げおおせたとしても死ぬの
・・・・・・骸はそれを知っていたから
私を責めなかった
・・・・・・・・・でも私はたまにこう思うの
もし、骸が私を責めたら・・・・・・
私はどうするのかなって・・・
もし、骸が私を責めたら私の命を差し出そうと思っていた
それで、骸の気持ちが少しでも晴れるのならって
・・・・・・・・・でも骸は私にありがとうと言ったの
・・・・・・妹を死なせてしまった私にだよ?
私に・・・・・・妹は幸せだったって・・・・・・
ありがとうって・・・っ・・・・・・」
「惡・・・・・・・・・」
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作者名:神無 | 作成日時:2018年7月18日 10時