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「ん、なんの匂いだこれ？」
「ごめん、焼き鳥かも」
「違くて、そうじゃなくて、なんかこう、セクシーな‥‥」
「セクシー‥‥？」
腕の中で思考を巡らす。
辿り着いたのはあの上司の香水。私には合わないみたいで、たまにクラクラする。
「あー、上司のかも」
「上司？上司のが何で？」
「今日飲み会ずっと隣にいたから」
気になるよね、ごめん。シャワー浴びてくる。そう言って立ちあがろうとしたけどグッと力を入れられそれを阻止された。私は未だに優太の腕の中。
「なにそれ、ムカつく」
「え、」
「匂いがうつるほどずっと近くにいたの？マジで無理なんだけど」
さっきのぽやぽやはいつの間にかどこかへ消えて、少しだけ怒った声色の優太の表情が気になる。だけど更に腕に力を込められ、確認することができない。
「ごめんね。次から気をつける」
「あー違う違う。そーじゃなくて。彼氏いるって分かっててなんか狙われてんのかって思って、勝手に嫉妬した。ごめん」
「あー‥‥」
「あー、って何だよ？」
「‥‥私入社当時から彼氏いないことになってる」
「‥‥は？」
ガバっと身体を離される。
やっと確認できた優太の顔は、鳩が豆鉄砲を食ったような、お手本みたいな驚いた表情をしていた。
「えっ、なんでそんな？えっ、しかも入社当初からって、は？」
「いやだって入社当初は本当に恋人居なかったし」
「だとしても言うタイミングあったろ」
「ないよ」
「嘘だ」
「あったとしても、面倒なことになるから言わないよ」
「何だよ面倒なことって！」
「彼氏できました、なんて言ったらどんな人？写真ないの？ってなるのが普通でしょ。見せらんないもん、優太のこと」
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岸くん推し - あさひさん！はい！楽しみにしています！ (2023年2月21日 20時) (
レス) id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - 岸くん推しさん» お返事遅くなってしまいすみません（ ; ; ）コメントありがとうございます！嬉しいです(^^)これからも楽しんでいただけますように(^^) (2023年2月12日 2時) (レス) id: b758be0db0 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - とても素敵な作品です！いつも楽しく見ています！ (2023年1月14日 14時) (レス) @page24 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさひ | 作成日時：2022年1月17日 2時
