第57話 ページ17
「織田作さんも織田作さんです、いい加減に学んでください。太宰君がああいう風に人に何かを聞く時は大概碌な事にならないんです」
「そうなのか」
安吾さんは大きく溜息を吐いた。
突っ伏した状態である為その姿は確認出来ないが、見なくても彼がどんな表情を浮かべてるのかは容易に想像がつく。
「兎に角、宵羽君に謝ってください」
「真理、済まない」
「織田作さんは悪くない！！！！！！」
ほとんど反射に近い速度で頭を上げ、言い切る。
「良かったねぇ、織田作。
真理は怒ってはいない様だよ？」
そう言って治が織田作さんに笑い掛ける。
この……っ誰の所為でこんな事になっていると…………！！！！
「何を言っているんですか。太宰君、君も謝るんですよ」
「えぇ？私も？」
「当然でしょう。一体、誰がこの状況を作り上げるきっかけになったと思っているんですか」
オレの思いをそのまま代弁したかの様な言葉。
首を縦に降って全力で同意する。
「…………まぁ、治に謝られた所で許す気は無いけど」
「……何か私の扱い酷くない？」
「自業自得だろ」
「安吾……」
オレの座る席の反対側、安吾さんの方を向く治。
「奇遇ですね、僕も宵羽君と同意見です」
「そんなぁ」
今度は席を立ち、オレの席のもう一つ隣、詰まり織田作さんの席へと向かう。
「織田作、慰めて」
「？ 嗚呼」
その後はずっとこんな調子で、他愛のない話ばかりが続いた。
……安吾さんが奢ってくれたドリンク代、返さないとな。
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fiest(フィエスト)(プロフ) - 雨宮さん» お返事遅れましてすみません。雨宮さん、コメントありがとうございます。まだまだ続きますので、もしよろしければ気長にお付き合いください。 (2022年12月25日 23時) (
レス) id: ecf63f7120 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 - 面白いです。これからも楽しみにしています。 (2022年11月15日 10時) (レス) @page41 id: 27a6582a0d (このIDを非表示/違反報告)
fiest(フィエスト)(プロフ) - ゆめのさん» ゆめのさん、コメントありがとうございます。大変な亀更新ですがちまちま作っていくつもりですので良ければお付き合いくださると嬉しいです。 (2020年4月25日 21時) (レス) id: 1f83ad1ac9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの - コメント失礼します^o^凄く面白いです！更新頑張って下さい！応援しています！ (2020年4月17日 19時) (レス) id: a922e9fda4 (このIDを非表示/違反報告)
fiest(フィエスト)(プロフ) - 怪盗MOON さん» MOONさん、再度感想を寄せてくださりありがとうございます。己の好みに従った結果こうなっちゃいました……wちまちま更新してますのでゆっくり待って頂ければ幸いです！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: 1f83ad1ac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fiest(フィエスト) x他1人 | 作成日時：2018年6月5日 18時
