ね ぇ 。 3 ページ4
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授業中にも関わらず、アイコンタクトを取ってる例の2人。
いやもう他所でやってよ……ってぐらいあからさまに。
本人達はバレてないと思ってるんだろうけど
後ろからだとうざいくらい目に入る。
離れてるから余計に、2人分見えてしまう。
「はぁ…」
憂鬱な気分とともに吐き出した溜息は、誰の耳にも届くことなく消える
見上げた空は暗い僕の心情と相対するように綺麗に晴れていた。
こんなブルーな気持ち、抱えていたくないのに。
ブルー、なんて言葉にまた苛立ちを覚える。
ああもう、今なら何をしても何を見ても苛立ちそうだ。
というかあの2人は僕を苛立たせる天才なのではないだろうか?
なんて最近は思いつつもある。
2度目の溜息を飲み込んで、黒板へと目を向ける。
勝手に苛立っているうちに授業は進んでいて、
黒板にはまだ書き写していない文字が増えていた。
消されそうになり、慌ててシャーペンを動かす。
__________ ここのところ、ずっとこの調子だ。
何も手につかなければ、授業にも集中できない。
こんなんじゃテストの成績が下がる、そうは思っても
いつの間にやら頭の中はAに支配されていて。
もうなんの呪いだよ、って諦めつつある。
こんなに想っても、届くはずなんてないの知ってるけど
ほら、少しくらいは夢見たいじゃないですか?
どうせ僕はこんなんだからAの前では素直になんてなれないし
だからちょっと、ほんのちょっとだけでも
想像の中でくらいは大好きな君を見つめていたい
報われない想い、とやらを
僕は今日も抱えて生きています
希望を飲み込んで憂鬱を吐き出す日々だ
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本日( 6 / 17 )本作品に順位がつきました、!!
総合6位というなんか…とても……すごい数字を…!!!
こんな過去最高に語彙力のない作品を読んでいただけるなんて感謝感激雨あられでございます、、、
読者の皆様本当にありがとうございます(><)
これからもまったり更新ですが
頑張っていきますのでよろしくお願い致します、、、!!
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作者名:壊れかけのゆきだるま*° | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2019年5月20日 1時