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話し方例
一人称:僕、私(正式な場など)、おじさん
二人称:名字+〜くん、〜ちゃん、〜さん/君、あなた
❗普段から統一語で話している。どうやら話し慣れているようで、故郷の言葉とそう変わらない雰囲気で話している。
「初めまして、僕は多次有楽。多い、次、有る、楽しい…で、多次有楽って名前になるんだ。まぁ統一語じゃ故郷みたいに表せないしね〜、何も気にしなくていいよ。だから〜…そう！ウラクおじさん、とかなら呼びやすいかな？と思って。お気軽にどうぞ、おじさんは案外何でもできるからね」
「確かに何でもとは言ったけど、ジャングルジムになるのは初めてだったな〜…？……はは、楽しい？おじさんそこまで背ぇ高くないと思うんだけど。君は元気だねぇ」
「そうだね、なら暇潰しに旅の話をしようか。むかぁし、むかぁし…と言っても10年くらい前、大戦争が始まる前の話だ。……おーっと君、十分昔だとか言わないでくれると嬉しいな！時の流れを感じて悲しくなるから！」
「えっまだ20歳じゃないの！？そうか、じゃあレッド・ツー(※)も知らないの、あれ僕が大学くらいの時だもんな、そっか……。それにしてもちゃんとしてるね〜。よぉし今度なにか一緒に食べに行こう、若いうちにたくさん食べたほうがいい。特に肉！大人になると油がキツくなるからね」
(※当時流行った映画らしい)
「ボク、カメラを見るのは初めて？これはね〜、カメラって言って、絵を一瞬でかけちゃう凄い子なんだ。見てて。あのお花を撮ると──…ほら、ここに風景がそのまま出てくるだろう？もう一つお〜っきな機械があると、絵を手にとって、もっと近くで見れるようになる。今からみんなの似顔絵をこの子に描いてもらうから、今度遊びに来たときに、プレゼントしてもいいかい？」
「写真は撮って終わりじゃないよ。そのときのことを誰かに伝えるための言葉と、それを長く繋げるための本って形が必要なんだ。そこには人も欠かせない。相手はもちろん、自分もね」
「争いで生まれたものだって、当然ある。僕もいくつかそれを知ってるし、使っているしね。でももし、新しくできたそれがどんなに便利でも、僕は良いよ、どんなに希少価値があってもいらない。……何で、って。だってそりゃあもう、日常のほうが輝いてるから」
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作者名：風雪妃月 | 作成日時：2022年1月2日 2時
