【アベンジャーズ】Short Dreams (ページ2)

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【ホークアイ】兄妹...出会いページ2

クリントside

俺がS.H.I.E.L.D.のエージェントとして働いて少し経ったころ、
ある任務で研究所に押し入った。

そこでは多くの子供が床に転がっていた。
ほとんどの子供は死んでいたが、その中に一人だけ眠っている子供がいた。
少女の目はS.H.I.E.L.D.の要員が撃った弾が目に入ったらしく失明していた。

『………ぅ、』
「！！？…俺の声が聞こえるか？」
少女は俺の声を認識した途端に暴れだし、俺から間合いをとって壁まで下がった。

「よせ、俺は敵じゃない」

『お、まえたちも、はぁっ……か、わらな、ぃ…こいつ、ら……とっ、！うぅ…なにも、かわらない……っ』
「コイツらが君に何したかは知らないが、俺たちは君を助けに来ただけだ」
『違う、あなたたちもわたしを殺す』

その直後に催眠ガスが投げ込まれ少女と俺は仲良く伸びた。

意識が遠のく中、俺は翡翠に光る目玉が見えた、
「きれい、だな…」
治癒能力でもあるのか…？目が治ってやがった……

「目を覚ましたのね、バートン」
「…ナターシャ」
「とんでもないのが研究所から出てきたわ」

*****

「よう、元気か？」
『その声……、弓使いのひと？』

医療室という名の独房で目を紺色の布で覆われていた少女は無表情だった。
腕は拘束され、足はもともと悪いのか動かせないらしい、

「クリント・バートンだ、君はメデューサなんだってな」
『』
「気を悪くするなよ、悪気があったわけじゃない
ただ知りたいんだ。なぜ君が、あの建物にいたのかを、んー……そうゆうこと。わかる？」
『…わからない、』
「それは困るな」
『違う、知らないの。わたしはただ、体を切られてた。血とか鱗とかを取られてた。』
「」
『わたしが、かわいそう？』

少女が皮肉っぽく笑った
鎖を精一杯伸ばして手を出して、こっちに来てという。
血管が浮き出ている俺の腕に触れる。

「そんなんじゃない、怒ってる」
『どうして？』
「なんでもだ」
『やさしいのね、クリント』

濡れていた布を取ると、灰色の目がこっちを見た。
「その色もきれいだな」
またこぼれた涙を拭ってやると、ふにゃりと笑った。

その少女はやがてAと名付けられ、俺たちと同じエージェントになった。
俺は激しく反対したがな。