近界民って案外近くに居る【ワールドトリガー】 (ページ4)

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あの後、修のおかげで転校生の方は大丈夫だった。

ただ、修は転校生だけを庇い、私を一切庇ってくれなかった。

「じゃあ、由比ヶ浜さんは」

「えー……」

「……まぁいい。」

おお！もしかしたら、神が私に微笑んだかもしれない！！

こんな奇跡あるのか！？………もう二度と来ないな。

そんなことを思いながら自分の席へ戻る。

「よろしく」

「？」

転校生が手を出している。

「由比ヶ浜！よろしくの握手だ！！」

「お、そういうことか…よろしく」

ニコリと笑いかけてきた。

………にしても、髪の毛が無性に気になる…

私も、白くなるのか…うむ、まだ白くならないでほしいな。

すると、クラスメートの人たちが(名前は忘れた)ちょうど気になっていた、髪のことについて

聞いていた。

「なんで髪の毛真っ白なの？」

ナイス質問だ。

もしかすると、元から白い…ということも考えられる。

うーん謎は深まるばかり

「昔は黒かったよ。いつの間にか驚きの白さに」

「そうか…！じゃあ私も…」

「由比ヶ浜、お前は禿げるぞ」

白くなるより、禿げるのが先か……なんか嫌だな。

禿げるより、白くなる方がよっぽどマシな気がする。

知能が足りない所為か…んーさっぱりだ。

あ、さんまの塩焼き食いたい。

「・・・？」

ぺしっと、空閑くんの頭に紙くずが当たる

「！」

もしやこれは！！

新入りを祝う、儀式なのか？

分からない。人生、分からないことだらけだ。

　