14話 お話 ページ15
「やっと終わったーー」
荷物を部屋に移して、あと、ベッドの位置とかも変えたりした
正直つかれた
「天音ーー」
ん、悠仁?
とりあえず、ドアを開ける
「どうしたの?」
「いや、荷解き終わった?終わったなら、話がしたいんだけど」
ああ、あれか……
「終わったよ。とりあえず中入って」
「で、天音、俺になにか言うことは?」
「……呪術師だって黙ってて、すいませんでした!」
そう言って、土下座する。プライド?そんなものどこかに捨ててきたよ
「ちょ、天音、そこまでしなくていいから!」
いや、私だって悠仁に隠し事されてたらものすごく傷つくし、嫌だから
「あー、もう、そんなことさせたくてきたわけじゃねえのに」
土下座をやめた私に、悠仁はそんなことを言った
「え、隠し事されてたらいやじゃん?私だったらいやだもん。悠仁に隠し事されるの」
やば、メンヘラみたいなこと言っちゃった
「まあ、そりゃいやだったけど」
でしょ?と言って、もう一度土下座しようとしたら止められた。なぜ。
「とりあえず、俺は天音の話が聞きたくてきたの。そもそもいつから呪術師だったんだ?」
「んー、生まれた時から?」
「え?」
「あー、親が呪術師だったから、それで。でも、正直ナイフ振り回すくらいしかできないんだよね」
こんなんで呪術師なんだろうか。そもそも、私が持っているナイフは、なんと呪力を勝手に吸ってくれるので、呪力の出し方とか聞かれてもわからない
「そんなに前からだったのか……」
まあ、言わなかったのはごめん。でも、理由の半分言うの忘れてたっていうのは、さすがに言えない
「そういや、五条先生が天音のナイフ見せてほしいって言ってた気がする!」
「え、そうなの?」
「多分!」
とりあえず後でナイフ持って行こう
「悠仁!」
「ん?」
「本っ当に黙っててごめんね!」
「いや、もういいよ!それより明日、もう一人の一年生をむかえに行くんだって!」
「あ、そういえば言ってたね!楽しみ!」
それからは、ふつうに雑談をして寝た
楽しかったな、明日には、制服も届くらしいし、楽しみ!
46人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天泉(あまみ) | 作成日時:2022年5月27日 22時