11話 高専 ページ12
「お、大丈夫だった?」
宿儺の紋様?が消えて行って、さっきの出来事が嘘のように悠仁が戻って来た
「驚いた。ほんとに制御できてるよ!」
「でもちょっとうるせーんだよな。あいつの声がする」
二重人格的な……???
「それで済んでるのが奇跡だよ」
そう言った五条さんは、悠仁の額に指先を当てた
その瞬間、悠仁の体が崩れ落ちる
「悠仁……!」
「大丈夫。ちょっと眠ってもらってるだけだよ」
あわてて駆け寄った私に、五条さんはそう言った
「何したんですか」
「気絶させたの。これで目覚めた時宿儺に体を奪われていなかったら、彼には器の可能性がある。」
「さてクエスチョン。彼をどうするべきかな」
「……仮に器だとしても呪術規定に則れば虎杖は処刑対象です。でも死なせたくありません」
伏黒……!
「私情?」
「私情です。なんとかしてください」
「かわいい生徒の頼みだ。まかせなさい!」
「……あの、悠仁はどこに連れていくつもりなんですか?」
「ん?僕が教師をしてる、私立呪術高等専門学校、呪術高専ってとこ」
「そうですか……」
悠仁と、離れちゃうのか……
「君、呪術師でしょ。どうする?ついてくる?」
「……!悠仁といっしょにいられるのなら!ついていきます!」
いやだとさえ思っていたこの力で、悠仁のそばにいられるのなら!
「これが青春ってやつか……」
「五条先生、なに言ってるんですか……」
「じゃ、ここに二人とも編入するってことにしとくね。」
「あ、じゃあ荷物まとめときます。悠仁のも」
「え?もしかして一緒に住んでたりする?」
「?はい」
「……(冗談で言ったつもりだったんだけどな……)」
「荷物まとめたら、むかえに来るから」
「わかりました。えっと、……」
この場合、五条さんって言った方がいいのか?
「あ、僕の名前は五条悟。もう君は僕の生徒だからね!」
「神木天音です、よろしくおねがいします。五条先生」
「うん、よろしくー!」
五条先生と伏黒は、東京に帰っていった
とりあえず、早く荷物をまとめないとな
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作者名:天泉(あまみ) | 作成日時:2022年5月27日 22時