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しばらく山道を歩いていると...
盗賊「おいお前ら!!」
盗賊「ここを通りたければ通行料を払え!!」
数名の盗賊が私たちの前に立ちはだかった
尾形(杉元)「よりによってこんな時に...」
アシㇼパ(白石)「生憎一文無しでね。」
盗賊「金がなけりゃ女を置いて行きな。」
盗賊の狙いは
アシㇼパ(白石)「置いていかないでね!?杉元!!」
尾形(杉元)「当たり前だろッ!!」
白石(アシㇼパ)「どうする、杉元...」
尾形(杉元)「倒すしかないだろ...」
尾形『殺せばいいのか?』
尾形(杉元)「尾形、イナンクルさんの身体で人を殺すな。」
尾形『なら、俺を置いていくか?』
尾形(杉元)「置いていくわけねえだろッ!!」
尾形(杉元)「俺がやる...」
杉元さんは尾形さんを私たちの後ろに下げ
銃剣で盗賊の相手をする
ドカッ!!
尾形(杉元)「クソ!!力が足りねえ!!」
盗賊「何しやがるッ!!」
いつもの杉元さんなら2人3人の相手ならあっという間に倒すけど、今は尾形さんの身体なのでそれができないみたいだ
今、杉元さんの身体には私が入っている
もしかしたら...私でも目の前の盗賊を倒す事ができるかもしれない...
杉元(イナンクル)「アシㇼパ、荷物をお願いします。」
白石(アシㇼパ)「イナンクル...?」
私はアシㇼパに荷物を託し
杉元(イナンクル)「くらえッ!!」
ドカッ!!
盗賊「グワーッ!!」
盗賊を思いきり蹴りあげた
杉元(イナンクル)「杉元さん!!」
尾形(杉元)「え、イナンクルさん!?」
杉元(イナンクル)「私も戦います!!」
アシㇼパ(白石)「すげえイナンクルちゃん...」
白石(アシㇼパ)「強い...強すぎる...」
軽く蹴ったり殴っただけでこの強さ...
すごい!!すごすぎる!!!!
アシㇼパ(白石)「あッ!!」
白石(アシㇼパ)「こっちにもいたのか!!シライシ!!」
すると盗賊の仲間が私たちの後ろから現れ
白石さんを連れ去った
尾形(杉元)「シライシ!!」
杉元(イナンクル)「白石さん!!」
尾形『チッ...』
尾形さんは白石さんを連れ去った盗賊を
背後から蹴り飛ばした
アシㇼパ(白石)「ありがとう尾形ちゃん!!」
尾形『コイツ...脚が長い...』
アシㇼパ(白石)「だよね!?前から思ってた!!」
白石(アシㇼパ)「イナンクルの身体は丈夫だ、体力もある。」
尾形『戦えないことは無い...ねぇ...』
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年4月22日 1時
