【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの番外編弐 (ページ21)

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悪い知らせページ21

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永倉「悪い知らせがふたつ(・・・)ある。」

永倉「ひとつ(・・・)は...」

永倉「熊岸長庵は死んだ。」

杉元「え!?熊岸が死んだことなんで知ってるんだ!?」

家永「あ?」

熊岸長庵は私たちの目の前で亡くなったのに
なぜ永倉ニㇱパが知っているのだろう...

アシㇼパ「それで...もうひとつ(・・・・・)の悪い知らせとは?」

永倉「白石が第七師団に捕まった。」

ア杉「「白石が捕まった!?」」

白石さんが第七師団に!?

『どうして...』

永倉「今、土方さんとキロランケが白石を奪還するために動いている。」

永倉「深川で落ち合う。」

白石さんが第七師団に捕まってしまった原因は
永倉ニㇱパも家永さんも知らないみたいだ

『無事だと良いのですが...』

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-翌日深川村-

私たちは月形の宿を出て
深川村で土方ニㇱパとキロランケニㇱパと合流した

土方「おそらく白石はいまごろは旭川についてしまっているだろう。」

土方ニㇱパとキロランケニㇱパは
第七師団から白石さんを奪還することができなかった

土方「アイツが勝手に脱出できたとしても、いつになるかわからないものを我々は待っているわけにもいかない。」

永倉「そもそも脱出できるかどうか...」

永倉「脱獄王とはいえ監獄とは違うんだ。」

永倉「どんな扱いを受けているか...」

家永「今この瞬間皮を剥がされているかも...」

そうですよね...

白石さんは脱獄王だけど脱獄はすぐにはできない
酷い扱いを受けていなければいいのだけれど...

牛山「尾形見てこいよ、お前第七師団だろ?」

尾形「...俺はいま脱走兵扱いだ。」

杉元「キロランケは?元第七師団だろ?」

キロランケ「俺は神居古潭(カムイコタン)で姿を見られた。」

アシㇼパ「...」

牛山「...」

家永「...」

永倉「...」

土方「...」

キロランケ「...」

杉元「...」

「「「「「「まあ...いいか......」」」」」」

牛山「あいつの入れ墨は写してるし...」

白石さんなら脱獄していつの間にか戻ってくるだろうと思ったのだろう
みんなの心の声が聞こえたような気がした

そんな中...

杉元「いや...」

杉元「俺は助けたい。」

杉元さんは白石さんを助けたいと言った

『わ...私もッ!!』

『私も白石さんを助けたいです!!』

杉元「この詐欺師を使おう。」

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