弐 - 手がかり ページ40
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イナンクルちゃんが2階へ行ったあとの土方と尾形の会話
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土方「人間剥製に残された皮と贋物の刺青人皮に共通点が必ずあるはずだ。」
土方「きっとこの家に手がかりが残されている。」
残された皮と偽物の...
『土方ニㇱパ、私は2階を見てきます。』
土方「ほぉ...今日はまた一段と綺麗だな。」
『そんな...!!』
『勿体ない...お言葉です...』
私は恥ずかしくて
部屋を出て走って2階へ行った
-No side-
土方「フッ...まだ生娘か。」
尾形「悪くはないだろ。」
土方「悪くはないな。」
土方はイナンクルの出ていった方向を見ながら笑った
尾形「アイツ...ジイさんに惚れたか?」
土方「お前はイナンクルに嫌われているようだな。」
尾形「何とでもいえ。」
土方「羨ましいのか?」
尾形「...」
尾形は土方を睨んだ
パリィィン!!
ガシャァン!!
土方「...何の音だ?」
尾形「見てくる。」
尾形は音のする方へ走った
ガチャッ
尾形「あッ!?」
尾形「チッ...やられた...」
尾形「家永ッ外へ出るな!!」
家永「えッ...」
尾形「撃たれるぞ!!」
尾形「いま外にチラッと軍服が見えた。」
尾形「数名に囲まれているようだ。」
土方「贋物製造に繋がる証拠を隠滅しに来たか。」
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
