【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの番外編壱 (ページ3)

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壱 - 白石さんページ3

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イナンクルが白石に

〝ニㇱパ〟

と言わない理由

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『では...』

『改めてよろしくお願いします、白石さん!!』

白石「よろしくね～☆」

私は白石さんと握手をした

杉元「あれ...」

杉元「イナンクルさん。」

『はい。』

杉元「白石には〝ニシパ〟って言わないの?」

ニㇱパ...

アシㇼパ「確かに珍しいな。」

白石「ねえ〝ニシパ〟って何か?」

アシㇼパ「〝旦那〟という意味だ。」

アシㇼパ「私たちは男性に対して敬称の意を込めてニㇱパと言うんだ。」

白石「旦那ねぇ...」

＿シライシの妄想＿＿＿＿＿＿＿＿＿

白石「ただいま～」

『おかえりなさいませ、旦那様。』

『旦那様!!』

白石「どうしたの?イナンクルちゃん。」

『フフ...呼んでみただけですよ。』

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白石「旦那...いいね～」

杉元(あ、ダメだなこれは...)

アシㇼパ(イナンクルが危ない...)

白石「イナンクルちゃん〝ニシパ〟っていってぇ?」

『白石ニㇱパ!!』

白石「ん～イイネ!!」

白石さんはとても嬉しそうだけど...

『あの、白石さん...』

白石「なになに～?」

『杉元さんがニㇱパではなくてさん(・・)と言った方が親しい感じがして良いと言っていたので...』

『さん(・・)じゃダメですか...?』

目上の人や年上の人には敬意を払えと言われているけど、杉元さんも同様に白石さんとも仲良くなりたいから...

白石「んも～!!全然いいよ～!!」

これで白石さんとも仲良くなれるかな...

杉元「ウッ...」ﾄﾞｻｯ

アシㇼパ「どうした杉元。」

杉元「イナンクルさんが健気すぎて...」

アシㇼパ「?」

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