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そして時は経つ。
ラウールは15歳。
岩本、深澤と出会い7歳の年月が流れた。
その中での変化は数え切れないものがある。
中でも目まぐるしい成長を遂げたラウール。
宰相に及ぶほどの知力と一般兵くらいであれば
一掃できるほどの力を身につけた。
けれど、まだまだ伸び盛り。
元々要領がよく学びにも長けていたため
物凄い勢いで吸収していく。
ただ変わったのはラウール自身だけではない。
その環境も、もちろん変化していく。
それを証拠にラウールの部屋は
こんなにも明るいものになったのだから。
白「佐久間くん！俺、訓練したい！」
桃「おっ！やろーぜ！佐久間さんが
とっておきの技を教えてやる！」
緑「ラウール、ダメだよ！
まだ兵法について学ばないと！」
赤「阿部の言う通り。兵法はどんな環境に
立たされた時でも役に立つから」
青「好きにさせやれよ」
緑「舘さまの言う通り！翔太はゆるすぎ！」
青「うるせーよ！」
岩本と深澤で時間をかけて集められた
精鋭達である。
全ては、いつ何時なにがあってもラウールを
それらから守るため。
けれど時間を掛けずして皆は家族のように
仲良くなった。
��なぜ��なのか。
やはりそこにはラウールの存在が大きい。
皆が共通して思うこと。それは、希望なのだ。
王子の部屋で自由に過ごせているのも
ラウール自身が望んだこと。
それくらいに本人も皆も関係の構築を図れている。
楽しそうに皆と話す光景を岩本と深澤は
笑顔で見守っていた。
そして変化としてもう1つ。
白「ねぇパパ！佐久間くんと訓練してもいい？」
岩本は悩んだフリをするように隣で笑う深澤に
話しかける。
黄「どうしますか？ママ」
紫「しょうがねぇなー。気をつけて行ってこいよ」
そう、ラウールは岩本をパパ、深澤をママと
呼ぶようになったのだ。
これは毎朝、ラウールを起こす際に深澤が
ママと呼んでとふざけたことが発端。
いや、努力の賜物か？
初めはふざけて呼んでいたものが、
月日が経つごとに普段使いされるように
なっていた。
もしかして、もしかすると、、
心の中ではそう思っているのかもしれない。
岩本はパパ、深澤はママと。
けれど、そんな2人はまだ付き合ってもない。
見るからに夫婦のような関係性。
それをラウールはモヤっとした目でみている。
なんせ此処には、2組もの恋人同士が
仲良くしている姿を見ているだから。
ラウールは１つ息をつくと大好きな2人に
思い切り抱きついた。
白「訓練がんばってくるね！」
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そじゆう(プロフ) - マニラさん» ありがとうございます！有難いお言葉のかずかず！ぬぁっはーんってなりました、、すみません。これからも宜しくお願いいたします。 (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 3acb59dc5a (このIDを非表示/違反報告)
マニラ(プロフ) - いつも楽しみにしております！更新されるたびにもうわくわくしております！これからも応援しております＾＾ (2020年9月2日 9時) (レス) id: eb8f99c5bc (このIDを非表示/違反報告)
まっくろねこ(プロフ) - いえいえ！ご心配ありがとうございます！お互い無理せず、ですね！ (2020年8月17日 18時) (レス) id: 8ef0c34bc7 (このIDを非表示/違反報告)
そじゆう(プロフ) - まっくろねこさん» ありがとうございます！本当にありがとうございます！まっくろねこさんも無理なさらず頑張ってください！ (2020年8月17日 17時) (レス) id: 3acb59dc5a (このIDを非表示/違反報告)
まっくろねこ(プロフ) - 移行おめでとうございます！ワクワクしながら読んでます〜。暑いので無理せずに更新なさって下さい！！ (2020年8月17日 12時) (レス) id: 8ef0c34bc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そったん | 作成日時：2020年8月16日 14時
