第414話 ページ36
ナイトアイの予知性能は、一度発動すると24時間のインターバルを要する。つまり見れるのは一日一時間、一人だけ
フラッシュバックのように一コマ一コマが彼の脳裏に映される。発動してから一時間の間･･･他人の生涯を記録したフィルムを見られるらしい
ただし、フィルムは全編 人物のすぐ近くからの視点。見えるのは、あくまで個人の行動と僅かな周辺環境だけ
「いや、それだけでも充分過ぎる程 色々わかるでしょう。出来ないとは どういう事なんですか」
相澤の言葉に、ナイトアイは重々しく口を開いた
「･･･例えば、その人物に近い将来･･･死。ただ無慈悲な死が待っていたら･･･どうします」
緑谷(･･････ナイトアイ、オールマイトの事で･･･)
グラントリノ「･･････」
『･････････』
「この"個性"は行動の成功率を最大まで引き上げた後、勝利のダメ押しとして使うものです。不確定要素の多い間は闇雲に見るべきじゃない」
「はぁ！？死だって情報だろう！？そうならねェ為の策を講じれるぜ！？」
「占いとは違う。回避できる確証はない！」
ロックロックの言葉を、ナイトアイはすぐさま切り捨てた。その様子を見て 水無月は息を吐く
『･･････確かに･･･もしここにいる誰かの死を見てしまっても、どうする事もできないなら 見るだけ辛いですもんね』
ロックロックは強く出る
「ナイトアイ！よくわかんねえな！いいぜ、俺を見てみろ。いくらでも回避してやるよ！！」
「ダメだ」
悪夢を振り払うように俯き、腹の奥底から出された声。ナイトアイの尋常ならざる雰囲気に、その場の誰もが何も言えなくなった
「「「･････････」」」
·
『･･････あの･･･その辺にしときませんか。何か･･･並々ならない事情があるようですし。話も進まなそう』
「そうね」
ソロ〜と挙手した水無月に、リューキュウは同意した
「とりあえずやりましょう。"困ってる子がいる"･･･これが最も重要よ」
ガタッ！！
ナイトアイは勢いよく立ち上がった
「娘の居場所の特定･保護！可能な限り確度を高め、早期解決を目指します！！ご協力、よろしくお願いします」
こうして、会議は終わった。
雄英のインターン組は、事務所のエントランスに設置されたテーブルを囲み、ずっと落ち込んでいる緑谷と通形から話を聞いた
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綾林檎 - 森Shizuku?さん» いつもありがとうございます！続編でもよろしくお願い致します (2022年1月9日 1時) (
レス) id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
森Shizuku?(プロフ) - ﾋﾞｬｧｧｧｧｧｧ更新来た〜！続編楽しみにしてます！ (2022年1月8日 8時) (レス) @page50 id: b1c9e51a0c (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 眠りさん» 素敵な質問ありがとうございました！ (2021年12月31日 20時) (レス) @page49 id: ed59487077 (このIDを非表示/違反報告)
眠り(プロフ) - わわ大変でしたね…お疲れ様です！😭質問受け付けてらっしゃるようなので私も失礼します🙇🏻♀️A組やB組、先生方は水無月ちゃんの事をどんな風に思ってるとかありますか…？😳 (2021年12月29日 22時) (レス) @page49 id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ささん» 嬉しいです！たくさん読んで頂いたと思うので、ゆっくり休んで下さいね (2021年12月13日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年10月16日 11時
