第783話 ページ41
『マスティマって
あの、同士潰しと言われている？』
「そうだ。確かお前が轟と爆豪の仮免補講を見学しに行った際も、奴が差し向けた連中に襲撃されたそうだな」
『はい』
水無月は顎に手を添え、何か考え込んでいるようだったが、数秒して相澤の顔を見上げる
『確かなんですか？正直、私とマスティマには接点が無いので･･･イマイチ腑に落ちなくて』
相澤は重い溜息をついた
「お前は いつどこで、知らず知らずのうちに敵を作っているか予測できないから、俺は心配だよ」
『失礼では？』
「根拠無しに言ってるわけじゃない」
相澤は気を取り直して、真剣な顔で水無月を見る
「表立って姿を現す事は無いものの･･･マスティマが活動を再開させたのは、丁度 雄英高校ヒーロー科1年がインターンが始めようとしていた時期だった」
『･･･確かに、オリオンがマスティマの被害について相談を持ちかけてきたのは･･･その頃でしたね』
「マスティマは活動を再開させて早々に、オリオンのヒーロー事務所の管轄外で立て続けに事件を起こし始めた
オリオンのヒーロー事務所は災害救助や敵逮捕の補助に特化した事務所だから敵からの逆恨みも考えずらい･･･そこでお前だ」
『私を狙っているとでも？たまたまでしょ』
「なら なぜお前は切島と一緒にファットガムの元へ行かず、わざわざオリオンの事務所へ行ったんだ？
お前なら戦闘や敵逮捕の実績を積める事務所を選ぶはずだろ。なのにお前は「マスティマ」というたった一人の敵に拘り、事務所を決めた
お前も、何か引っ掛かる事や心当たりがあるんじゃないのか？」
『警察やプロヒーローも手こずっている敵のようでしたので、この私が逮捕してやろうと思っただけです』
「水無月、真面目に聞け」
『私はいつだって真面目です』
「もしも、奴が ここ最近 起こした事件･･･その全てが、お前を誘き出す為の計画的な犯行だったとしたら？
そう仮定した時･･･正直、かなり恐ろしい事態になってるとは考えないのか？」
『･･･』
「お前は敵の思惑通り、オリオンの事務所をインターン先にし、マスティマを追う日々を送っている。お前は自分からマスティマに近付き、関わりを持とうとしている
本人と遭遇するのも時間の問題としか考えられない
偶然というには、マスティマが起こす行動の先には、水無月Aという人間が繋がり過ぎてる。奴はお前に固執しているようにしか思えない」
『･･･』
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りんご - やばすぎる、、、水無月ちゃんマジでわかんないよぉ！！！ひとつ前の話でめっちゃドキドキしてたのに急に不穏、、。更新待ってます切実に！！！！ (2月3日 16時) (
レス) @page50 id: 74b2d2c40a (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - …………え？ちょ、理解がぁぁぁ！！！追いつかないです…。楽しみすぎて大好きです！ (1月31日 18時) (レス) @page50 id: c175c601fa (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ほんとに激アツ展開すぎて、、おもろすぎる笑笑続きが気になりすぎて毎日このページを開いてます！更新待ってます！ (1月30日 5時) (レス) id: d76e5356db (このIDを非表示/違反報告)
tr. - 驚きすぎて事実を受け止めきれない…読みながらどういうことだよ…！？ってなってしまった、流石に続きが気になりますよこれは…！！ (1月28日 18時) (レス) @page50 id: f75fa0a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一体どういう事なんだ！？！？続きが気になりすぎます､､､！！！ (1月28日 5時) (レス) @page50 id: 3d02d57991 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2023年9月9日 0時
