【すとぷり】なんで私？

No.13 ページ13

お風呂の時間……




な「A〜！先お風呂入っといで〜！」




『は〜い！』




なーくんに言われ返事をする









お風呂場で髪と体を洗って浴槽に入ると、
お湯がほど良い温度で気持ちよかった




『ふぅ〜……』




このまま寝てしまいたいけど危ないからさすがにやらない




『……今日ごはん本当に美味しかった…これからもずっと食べたいけど、それはまったりしすぎだよね……』




少し残念だけど、明日は私が作らせてもらお…






……ていうか長風呂だとあとがつかえちゃうよね……




できればもう少し入ってたいけどあとの人に譲るか




私はお風呂からあがると着替えて出たことを伝えに行く




『お風呂ありがとうございました！ただいま上がりました！』




な「はいよ……」




そう言ったなーくんが私を見るなり
顔を真っ赤にして私に背を向ける




な「//ちょっと！A！！」




『…？どうしたの…？』




なーくんの声を聞いてきた人達も顔を真っ赤にして私から目を逸らす




『？？？』




その中でもさとみさんは落ち着いた様子で




さ「……A」




『なんですか？』




さ「髪乾かすから、こっちにおいで？」




『はい……？』




どうしてそこにつながったかわからなかったけどとりあえずついていく




『あの…みんなどうしたんですか？』




さ「俺から言えるのは……もうちょっと自重しよっか」




『自重って？私は何を？』




さ「……まぁ、髪をまず乾かそう」




『？？はい』




さとみさんはそう言うと私を椅子に座るよう促す




ｺｵｵｵｵ




あっ…ドライヤー静か……




そんなことを考えていると髪を優しく
わしゃわしゃされた




少しくすぐったいけど、気持ちいい……




私は昔から人に頭や髪を優しく触られるとどうしても眠くなってしまう




そんなうとうとしてる私の顔を鏡越しに見たのかさとみさんがクスッと笑う




『……？どうかしました？』




さ「いや……眠いのかなって思って」




『確かに眠いですけど、それ今頭を触られてるからですよ』




さ「そうなの？」




『はい』




さ「不思議な子もいるんだなぁ……」




そんなしみじみと言われても……




さ「はいっできたよ！」




『ありがとうございます』




お礼を言うと、私とさとみさんは並んでリビングに戻った

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