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未来 ページ22
「おはよう、沖田君!」
「お、おう。おはようごぜぇやす」
朝教室に入って大きな声で挨拶する。ちょっとびっくりされたけど良かった、返してくれた。
「A、なんかサドへの挨拶いつもよりでかくないアルカ?」
「う、うん。ちょっと色々あってさ」
疑る神楽ちゃんを背に席に着いた。まだ先生来てないし何しようか。なんて考えていたのに急に戸が乱暴に開いた。
「あれ、珍しいですね先生が遅刻しないなんて」
「ジャンプ売り切れてたんだよ!クソ、あのイボ痔教師が!家のウォシュレットをタバスコ出る様に改造してやろうか!!」
「ブレないですね、むしろ少しはブレろ」
そして荒々しく教卓を叩き、何かの紙をバサッと置いた。
「んじゃ、今日は進路希望調査表を書いてもらう。将来の夢、なりたい職業。ちなみに海賊王とかは却下な」
「そんなん書くのル◯ィーか先生くらいでしょ」
などと軽口を叩くが、困ったものだ。
(余命一ヶ月と三日の私に、何を書けって言うんだ)
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作者名:ミズキ | 作成日時:2018年1月29日 17時