【名探偵コナン】別れようと思うんだけど

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「それで、離婚したってわけ？はぁ、Aにしてはよく頑張ったんやん」



『おいしばくぞ。私にしてはってなんだよ。毎日毎日夕食ダメにされる気持ち考えてみろよ？』




「やば。私やったら顔面に煮物投げつけるわ」





『結局夕食ダメにしてるって！！！！お前ばーか！！』





「許せ…………」






テラスは今日はスイーツが半額なので賑わっていた。

しかしスイーツなんかでAの負担と不満が取れるわけがなかった。


意外と純情じゃんと煽られたが、そんなのはもうどうでもいい。





『でもほんと………私ってバカなのかも。』





「なんでぇ？別にええやん。Aのバカ真面目に人を好きになるとこあたし好きやで？」




『佐藤ぉぉぉぉ！！！お前、私と結婚してぇぇ！！？金ならあるからさ！！！』




「クソ最低で草。貧乳に興味ないから遠慮しとくぜ！」



『は？〇ね。貧乳バカにすんなっっっ！デカいのがそんなにええか！』




「ないよりはマシやない？」





こいつ、うぜぇ………しかし、少しだけ元気が出た。こういうバカがやれることだけで活力が出る。正直に言うと私は彼に5年も、放置されたことにショックだった。

信じやすい性格が仇になった。恐らく今回も結婚詐欺か、金目当て…………





『かっこよかったのに、まじ最悪』




「もんじゃ焼きおごったるから機嫌直しいや」




『お好み焼きがええわ………でもありがと』






もう忘れよ………悪い悪夢見たと思ってさ。






「えっ、二人で15000円！？あんた食べ過ぎやろ。腹解剖して全部出させるぞ。アホかいな………」





まぁ払ったるわと佐藤はしぶしぶ財布を出して金額を払おうとレジへ向かった。その途中、不自然に男性に肩をぶつけられ持っていた小銭をぶちまけた。

関西ならどこ見てんねんと突っ込まれているところだが、なんだか男の様子は変で痙攣していた


佐藤は悲鳴をあげ、私は驚いて横を振り返ると佐藤の服には血が着いていた。すぐに男に視線を落とすと


腹部にはナイフが。






「もう、今日厄日やん………服汚しちゃった…」



『言ってる場合か………とにかく警察に連絡を……「動かないで！」』





話は遮られ、声の方へ振り返るとあの有名な毛利探偵事務所の御一行がいた。肝心の毛利探偵はいなかったが、見たことあるメンツがそろっていた。





「ほんま今日厄日やな」



『いやそれな』

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