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「あれ、沖矢はんやん。来てたんや」
「こんばんは、佐藤さん。いつものお願いできますか？」
「はーい、ちょっと待っといてな。ごゆっくりー」
佐藤はカウンターから奥の調理台に行き、お酒を取りに行った。というかこれが本当の「いつもの」か……かっこつけて私も言ってみたが、本当に同じお酒を飲む人しか言えないんだろうなと思い自分が恥ずかしくて笑ってしまった
残っているバーボンをちょびちょびと飲み、そろそろ帰ろうかなと考えていると男の方から声をかけられた。
「天宮A先生ですよね？」
『えぇ、そうですけど……』
何となく声をかけられる事はわかっていたが、慣れるものではなかった。有名になった後でもこうして声をかけられることが多かったが、なんだか自分には似合わなくてずっと慣れないままでいた
「いつも佐藤さんから聞いています。敏腕の弁護士さんなんだとか」
『えっ！？』
その男………”沖矢昴”さんが言うには佐藤は常連
さんや来た客に私の自慢を話したり自慢げに言うと、沖矢さんには「友達思いですね」と言われていたが、普通に恥ずかしい。あいつこういう所あるんだからと
戻ってきた本人をチラリと見るとニコッと笑っていた
「そんな方にこうやって会えて光栄です」
『どうも……』
てかちっっっか！めっちゃええ匂いすんねんけど！
私の単純な脳はバクバクとヒートアップしそうになったが大人の余裕で抑えた。それからかなり話は進み、彼とは趣味が合った。ミステリー小説を読み、酒の好みも一緒。良いぐらいに意気投合した。
しかしその意気投合している時にふと気になった事があって彼に尋ねてみた
『あの、沖矢さんって狩猟とかなさるんですか？』
「狩猟ですか……？どうしてそんなことを？」
『いえ、あの………沖矢さんの手。特に左手の方にマメが集中してできてるじゃないですか。私がこの前担当した裁判の事件で利き手が左手でライフルを持っていた人だったんです。だから、ちょっと似てるなーって……』
一瞬カウンターが冷たくなった気がした。えっ、私なんか変なこと言っちゃったかな
「まるでホームズのようですね。当たりです、実は最近は狩猟にハマっていて」
『あっ、そうなんですか。よかった……』
…………
静まり返ったバーで二人の影だけが残った。
「鋭いな。彼女」
「そういう所かっこええやろ？」
バーのマスターはニヤリと笑った
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うさうさ(プロフ) - ミルねこさん» ありがとうございます。強い女性が私も大好きなので頑張ります。赤井さんってアメリカ人だからジョークも効いてんだろうなーと思ってますw作品を好きといってもらって嬉しいです。頑張ります (2021年9月15日 8時) (
レス) id: dcd137dea5 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 夢主ちゃんの正義感があって強いところが好きです！(赤井さんがちょっと変態？なところも、、)本当にこの作品が大大大好きです！応援してます、無理のない程度に頑張ってください。 (2021年9月14日 15時) (レス) id: 891cbd267a (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ(プロフ) - 舞さん» 作者としての意見はどうしても無理なら地雷避けをおすすめします。無理してみない方が良いと思います。申し訳ないですが、設定を大幅に変えるつもりがはないですすみません…。 (2021年9月5日 11時) (レス) id: 83871a2a60 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - いえいえ、夢主と宮野明美が似ている所は強い女性で正義感を持っている所だけで顔は面影が重なっただけなのですね。面影なら大丈夫かな、、。多分、、、。 (2021年9月5日 10時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
うさうさ(プロフ) - まなさん» そうですねきっと心の中では惚れてると思います。ご意見ありがとうございます。考えます (2021年9月5日 6時) (レス) id: 83871a2a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさうさ | 作成日時：2021年8月29日 18時
